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日本酒やグルメ、ダイエット等、興味のあることを色々ご紹介します。

1年も終わりに近づいてきた2019年霜月のある日、何を思ったか妻が

「12月にイタリア行くか?」

と言い出した。どーやら、ターキッシュ・エアが安いらしい。しかし、僕は初夏に娘とフランスに行ってきたばかりだし、彼女(妻)は彼女で1カ月位イタリアに短期留学していて10月に帰ってきたばかりである。

「また、行きたいのか? どんだけ、イタリア好きなんだw」と思いましたが、家計費で旅費を賄うなら良いかな、と思い、「トスカーナ、チェルボニャーノ村に行けるなら良いぞ」と答えました。日本人でチェルボニャーノ村を知っている人が果たしてどのくらい居るだろうか? よほどのトスカーナ・ワイン好きでも知らないだろうと思います。

僕が最も好きなイタリアワインである、ヴィーノ・ノービレ・デ・モンテプルチアーノ。その、最良の畑がある村がチェルボニャーノ村です。ここに、憧れのカンティーナ、ポデリ・ボスカレッリがあります。かねて、ボスカレッリに行きたいと願っていましたが、これまで果たせませんでした。せっかく妻が誘ってくれているのだから、ここはダメ元でリクエストしてみようと思ったのです。

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これまでも、イタリアに家族旅行で行く度に何とか行けないか、と思いましたが果たせませんでした。なにしろ、田舎です。車で行く以外のアクセス方法が分からないのです。一番近い町のアックアヴィーヴァに電車は通っていません。しかし、イタリア大好きの我が妻は、ネットを駆使してイタリアのバス路線を検索、ようやく行き方を探し当てました。何という執念、脱帽です。

行き方は分かりました。が、それはそれで難問山積でして、なんやらかんやらクリアしてボスカレッリにもアポが取れたので旅程を決めました。

1日目:成田~イスタンブール経由~ローマ ローマ泊
2日目:ローマ~アックアヴィーヴァ アックアヴィーヴァ泊
3日目:ポデリ・ボスカレッリ訪問 アックアヴィーヴァ泊
4日目:アックアヴィーヴァ~ペルージャ ペルージャ泊
5日目:ペルージャ泊 友人達と食事
6日目:ペルージャ泊 アレッソに行く予定
7日目:ペルージャ泊 一日のんびり
8日目:ペルージャ~ローマ ローマ泊
9日目:市内ブラブラしてから夜便で帰国

今回の宿泊先は、全て民泊です。秋に妻が短期留学した時に1カ月間ペルージャで民泊を利用して大家と仲良くなったので、今回もペルージャは同じ家にしました。ついでにアックアヴィーヴァも民泊にすることにしました。

旅程が決まってから数日後、ペルージャで泊まる家の大家さんから連絡がありました。

「ピエモンテに一緒に行く?」

妻から、どうすると聞かれ、

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ピエモンテ!
 

そりゃ、行くでしょ。行くに決まっています。行く以外の選択肢は有り得ない。で、旅程が変わりました。

1日目:成田~イスタンブール経由~ローマ ローマ泊
2日目:ローマ~アックアヴィーヴァ アックアヴィーヴァ泊
3日目:ポデリ・ボスカレッリ訪問 アックアヴィーヴァ泊
4日目:アックアヴィーヴァ~ペルージャ ペルージャ泊
5日目:ペルージャ~ケラスコ ケラスコ泊
6日目:ケラスコ泊
7日目:ケラスコ~ペルージャ ペルージャ泊
8日目:ペルージャ ペルージャ泊
9日目:ペルージャ~ローマ 夜便で帰国

かなりハードです。初日はイスタンブールでトランジットの時間が12時間くらいあるので、ターキッシュ・エアのイスタンブールツアーに申し込みました。無料のバスツアーで5時間のコースにしました。ペルージャからケラスコまでは車で約5時間掛かります。東京から大阪に高速で行く感じです。運転しないとはいえ、けっこう疲れそうです。

でも、トスカーナとピエモンテというイタリアの二大ワイン生産地に行けるのですから、文句を言ったらバチが当たります。ワイン好きには夢のような日程になりました。

しかし、初日からつまづきます。イスタンブールツアーでトラブルがあり、更にローマに着いてホテルで一服したところでトランクが壊されていたことに気付きました。今回も、色々と面白かった旅行日記です。
フランス最終日(帰国の前日)は、娘が行きたいと希望したので、モンサンミシェルに行きました。

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昨日のブログでルーブルのツアー客を悪く行った手前、言いにくいのですが現地ツアーに参加しました (。-_-。)

「モンサンミッシェル日帰りツアー 港町オンフルール訪問<オムレツ昼食付きプランあり/Wi-Fi付バス」と言う現地ツアーで日本人の添乗員が付き、別の日本人の現地ガイドも付くツアーです。

でも、オプションがあって僕らは昼食・ガイドなしで往復のバスだけにしました。なにしろ、団体行動の苦手な我が家ですから、ツアー・ガイドの後を金魚の○○のように付いて回るなんて苦痛以外の何物でもありません。昼食付きなどにしようものなら、お決まりの料理と決まった飲み物が出てくるだけです。好きな料理も好きなワインも飲めず、食べたくもないデセールが出てくるに決まっています。

また、バス利用だけなら127ユーロ/大人ですが、昼食ガイド付きになると175ユーロ/大人です。二人だと96ユーロも違います。96ユーロあれば、好きな料理に好きなワインが飲めます。

更に周りの皆さん(マダム多し)の「美味しいわー」などという益体もない戯言(失礼)を聞かされながらの食事なんて、阿鼻叫喚の地獄絵図です。これまで、何回もそういう団体さんたちのランチに遭遇した実体験からのこれは推測です。あくまでも推測なので、けっしてこのツアーを貶める意図はございません。

現地のオフィスの集合時間が、朝の7時10分にバス会社に集合し7時20分に出発なので、ホテルを6時半に出ました。

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早朝のマドレーヌ寺院。

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ロワイヤル通りから朝焼けのコンコルド広場を望む。遠くにオベリスクが見えます。

集合から出発までが10分しかなく、参加者がトイレに行列を作っています。行けなかった人も居たんじゃないかな。なにしろ、モンサンミシェルまで途中のトイレ休憩が一回ありますが、約4時間以上の長旅です。これは、あくまでも予定でハイウェイが混んでいたら、この限りではありません。やはり、バス旅行の場合、トイレは最重要課題と言えます。

バスにトイレは付いているのですが、添乗員の女性から「本当に緊急時以外は使用禁止です」とのアナウンスが出発直ぐにありました。折角付いているのに「なんで?」と思いましたが、トイレが付いているので心理的には楽になりました。

恐れていた渋滞もなく、トイレ休憩のための港町オンフルールにほぼ定刻通り、10時位に着きました。

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小さな港町ですが、それほど見どころはなくハイウェイの休憩所でトイレ休憩して、真っ直ぐモンサンミシェルに向かった方が良かったと思いました。他の方々が散策している間、僕と娘は港に臨むカフェでレモネードなど飲んで時間を潰していました。

オンフルールを出発して2時間半くらいでモンサンミッシェルに着きました。ご存知の方も多いでしょうが、モンサンミシェルは、小さな入江(サン・マロ湾)に浮かぶ小島で島全体が修道院になっているカトリック信者の巡礼地の一つで世界遺産にもなっている「西洋の奇跡」です。

入江の手前の陸地は牧草地で羊さんがたくさん放牧されています。陸地とモンサンミシェルとは、橋で結ばれています。環境を守るためだと思いますが、橋から2キロ弱のところにホテルやレストラン、お土産屋、ツーリスト・インフォメーションなどの観光客用の施設があります。

この施設に駐車場もあるのですが、ホテルの宿泊者やレストラン予約者しか利用できず、それ以外の観光客は個人客も団体さんも、かなり遠くの駐車場を利用することになるので車で行かれる方は注意が必要です。

ツアーの皆さんは、僕ら以外は昼食・ガイド付きなのでバスから降りてから別行動です。

モンサンミシェルは、ノルマンディー地方とブルターニュ地方のほぼ境目にあります。この地方の名物料理で、僕がかねて食べたいと思っていた「プレ・サレ」を出すレストランがあります。店名もそのままの「LE PRÉ SALÉ(プレ・サレ)」です。プレ・サレとは、ようするに仔羊のお肉の事です。この地方の羊は、潮風を浴びた牧草を食べて育つため、肉に潮の香りがついていると言われています。

この潮の香りが、グリルした肉に独特の素晴らしい風味を加えると言われています。とても、希少なお肉でフランスでも現地でないとなかなか食べられないと言われていて、日本では、過分にして知りませんが、恐らくいつも用意しているレストランは無いと思います。

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僕が頼んだプレ・サレの「ロイン(背肉)」と「ラック(骨付きリブロース)」のグリル、38ユーロ。

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娘が頼んだ、「サーモンのグリル 赤ワインソース」、19.5ユーロ。

プレ・サレの焼き方は「ミディアム・レア」でお願いしたけど、けっこう火が入っていた。当時のレートで5000円弱だから、現地とは言え観光地価格なのかな? けっこう良いお値段だと思います。僕のベロ(舌)では「潮の風味」は、感じられませんでした。直火で焼いてるので焦げた匂いはしましたけど・・・。

娘のサーモンは、美味しかったようです。この辺りは、魚介類が豊富に獲れます。他のお客さんが注文していたシーフードの盛り合わせが、海老やら貝やらがテンコ盛りで美味しそうでした。また、リンゴも名産ですから、リンゴの発泡酒のシードルや、焼き菓子が名物です。

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折角なので、リンゴの焼き菓子「タルトタタン」も注文してみました。これは、8ユーロ。この他にシードルも1本頼んで合計で80ユーロ位だったと思います。

レストランの向かいからモンサンミシェル行きの無料シャトルバスが出ていますが、歩くことにしました。ゆっくり歩くと橋まで45分くらいかかりますけど、潮風に吹かれながらだんだんと大きくなって来るモンサンミシェルを眺めながらの散歩は楽しいものです。なにしろ、娘と一緒ですから、父親冥利に尽きますね。娘と散歩するなんて、何年ぶりだろう。老後の思い出が増えました。

ツアーなので帰りの時間は決まっています。適当な時間までお土産物屋で買い物をしてバスに戻りました。この日は、フランスの連休の最終日で天気も良かったのでパリっ子達は海水浴に出かけたようです。そのため、帰りは大渋滞でパリに着いたのは23時を回っていました。

明日は帰国日です。最終日は、実にハードな一日でした。
パリに戻って二日目、今日はルーブルです。

僕にとって、パリと言えばルーブル美術館です。入場まで並ぶというので、ネットで9:30入場を予約しました。

朝食は、ラデュレ。パリの朝食と言ったらラデュレでしょう。ホテルからルーブルに向かう途中にある、マドレーヌ広場に程近いパリ・ロワイヤル店は、朝の8時からやっています。ラデュレでゆっくりと朝食を楽しんで、ルーブルに向かう、何と贅沢なプラン。

ラデュレの朝食では、やはり、何と言ってもフレンチ・トーストを食べたい。それも、薔薇の香り一杯のロゼを頂きたい。8時の開店と同時に入店。空いてます、と言うか他には誰もいません。ゆっくり、のんびりと朝ごはん。

ロワイヤル通りをコンコルド広場に向かって行くと、何やらバリケードがあり軽機関銃持ったお巡りさんに追い返されました。結構な距離歩いたのに、またサントノーレ通りまで戻って途中から右折してリヴォリ通りへ入り、ルーブルに向かっていくとサイクルロードレース好きにはお馴染みの金のジャンヌ・ダルク像があります。

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ツール・ド・フランスの最終日、パリ・シャンゼリゼ決戦。パリの周回コースでセーヌ河の下を通りトンネルを抜けてコンコルド広場に向かって左折するところに、この金のジャンヌ・ダルク像はあります。現在、2019年のツール・ド・フランスはピレネーの山岳コースに入っていて、ちなみに今日はツール・マレです。後、1週間くらいでシャンゼリゼに帰ってきます。

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ルーブル美術館に着くと、早くも行列ができています。でも、予約しているから並ばないで済むと思ったのですが甘かった。並んでいる人達皆さん予約組。予約していても並ばないと入れない。何なんでしょうね。

並ぶこと30分弱、セキュリティチェックも終えて漸く中に入れました。美術鑑賞は独りで周るものだと思うのです。なので、娘とはサモトラケのニケのところを待ち合わせにして別れました。

目指すのは、リシュリュー翼2F展示室837です。

ここに、フェルメールの「レースを編む女」が展示されています。ダ・ヴィンチ以降のヨーロッパ絵画で一人を挙げろと言われたら、迷わずフェルメールと言います。ルーブルには、この「レースを編む女」と「天文学者」のフェルメール作品が2点あります。

ルーブルの学芸員も分かっていて、「レースを編む女」の前にはソファが置かれています。「座ってゆっくり鑑賞して下さい」、と言うことでしょう。朝一でもあり、他の入場者たちは「ジョコンダ」や「ミロのビーナス」などを観に行っているのでしょう。展示室837に居るのは僕一人、誰にも邪魔されず、ゆっくりとソファに座り眺めていられました。

この瞬間、間違いなく僕は人生の中で最も幸福な時間を過ごしていたと思います。許されるなら、このまま石像と化して永遠に眺めていたい、フェルメールを永遠に眺めていられるなら、これほど幸せなことはありません。僕が大金持ちだったら、死ぬ前の1か月間、ルーブルに100億円くらい払ってでもフェルメールを借り受けたい。

哀しいかな、そんな幸せな一時は長くは続きません。

30分もすると悪名高き某国のツアー客様がガイドを先頭にドヤドヤと入ってきます。そして、僕と絵の間に遠慮会釈なく壁を作り我先にとスマホをかざして写真を撮られ、5分くらいでしょうかね、またドヤドヤと部屋を後にしていきます。たぶん、有名な絵の前で同じことを繰り返しているのでしょう。

何をしに来ているのでしょうね?

2時間くらい「レースを編む女」の前に座っていたのですが、数組の団体客様が来られ、判に押したように同じ行動をして行かれます。

本当に、何をしに来られているのか。ここはルーブル美術館、そしてフェルメール、もっとゆっくり観ろよ、と言いたくなります。

娘との待ち合わせ時間が近づいてきたので、一応は彼女に敬意を表して「ラ・ジョコンダ」を観にドゥノン翼2Fへ向かいます。前回、来たのはもう20年近く昔になります。その時と異なり、彼女だけ一室を与えられていました。そして、防弾ケースの中に鎮座ましましておられます。

部屋の前の回廊には、同じくダ・ヴィンチの手による「岩窟の聖母」「洗礼者ヨハネ」「聖アンナと聖母子」が無造作に並んでいる。同じ作家の代表作なのに、この扱いの差は何なんでしょうね。でも、防弾ケース越しではなく、ゆっくりと鑑賞できるのはありがたい。「岩窟の聖母」の方が、作品としては上だと思うんだけどなぁ。

ランチの時間を過ぎているので娘と落ち合ってルーブル美術館内にあるアンジェリーナへ。テラス席に案内してもらい、クロク・ムッシュやウフ・アン・ムーレット(ここのはトーストに乗せるタイプ)、ロゼワインなど。

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アンジェリーナでは、お約束のモンブラン。

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それから、駆け足でルーブルを周ったのだけど全体の1割も見ていない。本当に、ルーブルの全作品を鑑賞したいと思ったら誇張じゃなくて最低でも1カ月は必要だと思う。

ルーブルだけじゃないけど、ヨーロッパの美術館が素晴らしいと思うのは収蔵作品もそうだけど、それを自由に模写できる。今回も、画学生らしき若者や趣味で絵を描く年配者達がイーゼルを立てて模写をしていた。国立近代美術館や国立博物館でもできるらしいけど、やっている人を見た記憶はない。

でも、ルーブルには行くたびに必ずいる。芸術が生活の一部になっているから、ルーブルのような世界的な美術館でも開放しているのだと思う。我が国の団体さんとの彼我の差を見せつけられ、芸術鑑賞に関しては悲しいかな三等国だと思った。

明日は、早朝集合でモン・サン・ミッシェルへと向かいます。父と娘のフランス旅行も終わろうとしています。
ディジョンを後にTVGに乗り込みパリに戻ります。帰りのTVGは2等車です。でも、来た時の1等車と同じ料金。2等車は1等車と比べると当たり前ですが狭い。同じ料金でここまで違うのなら、帰りも1等車にすれば良かった。

リヨン駅からホテルまではタクシーにしましたが、地下鉄の方が早くて安かった。トランクをガラガラ運ぶ手間はありますけど。タクシーは、何故かセーヌ川を渡って行きます。ホテルはリヨン駅と同じセーヌ河右岸にあります。どうやら交通規制のため、遠回りしなくてはならないようで、お陰で燃えてしまったノートルダム大聖堂を窓越しに見られました。尖塔は焼け落ちていましたが、石造りの教会は無事でした。

ホテルは、治安の良いところを選びました。パリ8区、フランス大統領のお住まいのエリゼ宮から通り一本裏側のデザイナーズホテルです。このホテル、なかなか良かったです。料金もパリの中心地であることを考えたらお手頃です。

しかも、冷蔵庫の中のドリンクは無料でした。ノンアルコールだけですけど、スティルとスパークリングのミネラルウォーター、オレンジジーュス、ミルク飲料など10本くらい入ってました。

レセプションのお姉さんからパリの地図と地下鉄の路線図のブローシャ―をもらい、パリの街へと繰り出します。

まず、目指すのは昔々勤めていた会社が借りていたアパルトマンのあるサントノーレ通りです。この建物は、16世紀に建てられて17世紀にはフランス王ルイ13世の侍従医の住まいだったそうです。それで、ブルボン王朝の紋章?が壁に飾られています。

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借りていた部屋は、3階と4階のデュプレスクでした。日本風にいうと4階と5階です。なにしろ古い建物です。確か、グランドフロアと1階が16世紀で2階と3階が17世紀、4階が18世紀に建て増しされたと記憶しています。建て増しするには市の許可が必要で当時の梁とかを残してファサードも変えられません。当然、エレベーターなんか付けられませんから、3階まで階段を上って行くしかありません。

このアパルトマンに出張の度に泊まって、パリの取引先というか知人達と毎晩のように安いワインを飲みながら語り合った思い出の建物です。娘に見せたかったんです。パリという街は、ファッションの最先端だけど古いものを大事に残している。不便さはあっても、それを超える価値を見出しているからです。我が国では京都の町屋が近いですかね。

サントノーレ通りに行ったのは、別の理由もあります。娘がモン・サン・ミッシェルに行きたいと言ったので現地ツアーに申し込みました。その集合場所がサントノーレ通りからピラミッド通りに行った先にあるので、万が一僕が行けなかったときに一人で行けるように道を教えました。

また、娘がシャンパーニュをお土産にしたいと言っていたので、サントノーレ通りにある、知る人ぞ知るシャンパーニュ・メゾンのArlauxが良いと思ったのです。が、お休みで買えませんでした。それで、酒屋チェーンのニコラスで Laurent-Perrierのロゼと DELAMOTTE を買っていました。2本で1万円強、日本で買うよりも少しだけ安かったです。

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アパルトマンを後にリヴォリ通りからルーブル美術館の東側からフランソワ・ミッテラン通りを西へ。コンコルド橋を渡ってパリ左岸に入りサンジェルマン大通りを東に進んで行き、今回の旅で絶対に外せないブラッスリー・リップに辿り着きます。向かいには、これも外せないカフェ・フロールがあります。

カフェ・フロールで一服してからリップに行こうとも思ったのですが、平日の夕方なのに混んでいたので諦めてリップに行きました。

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なには置いても、スペシャリテのシュークルート。

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アンドゥイエット、付け合わせのポテトが山盛り。ブラッスリーは、こうでなければいけません。

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これもスペシャリテのナポレオン・パイ。カルヴァドスかな、洋酒が利いたクリームでした。

今回の旅で文句なし、一番美味しかった。特にシュークルートの味わいは絶品以上です。これでもかとヴィネガーの利いたシュークルート、これまで食べたことがありません。ホロホロの豚肉の脂身を爽やかにしてくれます。

ジェランの立ち居振る舞いもシャンとしていて、それでいてフレンドリーで気持ちが良かった。サービスに敬意を表して少しですがチップを置いてきました。池波正太郎先生が書いていました、気持ちは形にしないと伝わらない。今回、チップを置いておきたいと思ったのは、リップだけでした。また、行きたいなー。
ブルゴーニュ編も今日で終わりです。最後は、中世の建築が建ち並ぶ美食の都ディジョン観光を簡単に紹介します。

ヴォーヌ・ロマネ村のバス停の向かいにあった道路標識。

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ディジョンまで20km、ボーヌまで18キロとありますので、ヴォーヌ・ロマネがコート・ドールのほぼ真ん中に当たる事が良く分かります。ちなみに隣のニュイ・サン・ジョルジュまでは1.5キロ、ジュブレ・シャンベルタンまでは9キロです。バスは、定刻通りに到着しました。このバスの運転手さんは女性だったのですが、トランクを貨物室に入れてくれて親切でした。往路の運ちゃんとは大違いでした。

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ディジョンの駅前からほど近いダルシー広場の「ギョーム門」。中世、この辺りにお城があり、その名残の門を利用して作られたそうです。門をくぐった先が、メインストリートのリベルテ通りです。リベルテ通りにはカフェやジェラッテリアやパティステリアなどがたくさんあり、ディジョン名物のマスタードの老舗(マイユとかファロ)もあり試食もできます。

道には、こんなフクロウの道案内が道路に埋め込まれています。この印を辿っていくと観光名所に辿り着けるようになっています。

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リベルテ通りを進むと途中にカルーセルのある「フランソワ・リュード広場」を通り、1250年に建てられたゴシック建築の荘厳なノートルダム教会に着きます。

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ファサードには、カーゴイル(魔除け)が多く飾られています。こんなに多いのは珍しいのではないでしょうか。

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ファサードに向かって左側を周り込んでいくと、「幸運のフクロウ」象が壁にあります。もはや、原型を留めていないフクロウさんですが、左手で触ると幸せになれるそうで、何百年と触られ続けて、このようなお姿になってしまいました。

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なぜ左手なのかというと、このフクロウさんに向かって左側の壁にサラマンダー像があり、右手で触るとサラマンダーから見えるので幸せを食べられてしまうそうです。サラマンダーからフクロウさんを隠す意味で左手なんだそうです。これは、帰国後にとあるTV番組で知ったため、サラマンダーは写真に撮っていませんでした。残念です。

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現在は市役所と美術館になっているブルゴーニュ公爵宮殿。ディジョンで一番広いと思われるリベラシオン広場の前にあります。1365年に建てらた時はルネッサンス様式だったそうですが、ルイ14世の時代に建築家のマンサールによってゴシック様式に再建されて1680年に完成したとのことです。

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正面の時計、うろ覚えですがフィリップ豪胆公でしたか、昔の王様が戦争で勝った時の戦利品だそうです。

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宮殿前のリベラシオン広場です。右手が宮殿。

ディジョンを駆け足で散策しましたが、時間があればゆっくりしたいと思いました。機会があれば、また行ってみたいです。