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日本酒やグルメ、ダイエット等、興味のあることを色々ご紹介します。

ケラスコからバローロ村まで車で30分ほどです。途中、ノッチョーラ(ヘーゼルナッツ)の畑とブドウ畑が点在しています。これまで、ワイン産地ではブドウ畑とオリーブ畑の一緒になっているのは見てきました(トスカーナもそうでした)でも、ノッチョーラとの混在は初めて見ました。やはり、現地に来てみないと分からないことが多いです。

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バローロ村です。ワイン好きなら一度は行ってみたい銘醸地でしょう。ようやく来ることが出来ました。途中、峠を越えた辺りからそれはそれは素晴らしいワイン畑の眺められるのですが、連れて行ってもらっている身なので車を止めて写真を撮ることが出来ませんでした。本当に、素晴らしい景色です。ワイン好きなら、是非行って見て欲しい。

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バローロ城。この横にツーリスト向けの施設があります。そこでは、

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バローロ地区の地図は当然ですが、

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ランゲ地方の土壌サンプルなど、マニアックな展示もあります。また、ワインも50種類くらい試飲出来ます。そのほかにも、ピエモンテ地方の特産品の試食とか色々ありました。

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バローロ村のブドウ畑(その1)。

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バローロ村のブドウ畑(その2)。

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バローロ村のワインショップでは、50年以上経ったヴィンテージ・ワインも普通に売っています。ブルゴーニュでは皆無でしたw。価格もジャコモ・コンテルノのモンフォルテとかは良い値段でしたけど、その他の造り手のものなら十分に手の届く価格(それでも、ワイン1本で3~5万円は常識的には高いのでしょう)で売られています。

バローロ村から、ラ・モッラ村に移動します。ここの村の食堂を予約していたので、ランチを食べに行きました。バローロ地区で最上の畑はバローロ村の他には、モンフォルテ・ダルバ村やセッラルンガ・ダルバ村などが有名ですが、ラ・モッラ村にも素晴らしい畑があります。

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ラ・モッラ村の丘の上からの眺望。ワイン畑が連なっている。これらの畑から、素晴らしいバローロやランゲ・ネッビオーロが生まれている。

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ラ・モッラ村のドウモ。

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ピエモンテと言えば、白トリュフです。この食堂では1g当り2.5€でした。秤にトリュフを乗せて削ってくれます。これは、僕が頼んだ卵料理。

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トンマーソが頼んだヴィッテロ・トンナート。少し貰ったけど、ここのは粗挽きの肉で食感的にはケラスコの方が上だった。

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エヴァは、前菜にはいつものイワシのマリネw 美味しいんだけどねw

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タヤリンのラグーソース。まぁ、普通のお味w

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僕のメインのウサギさんモモ肉のロティ。ピエモンテはジビエでも有名。このウサギさんは、臭みなど全く無くて美味しかった。

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ワインは、モッラ村のカンティーナのランゲ・ネッビオーロ。全く知らない造り手だけど、ランチで飲むには十分っていうかデイリーワインにしたいくらいのコスパが良いワイン。ようするに、美味しかったw

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これは、バローロ村からラ・モッラ村に行く途中に寄ったワイナリーの白ワイン。美味しかったから2本買って帰った。

ピエモンテ地方自体なかなか行けないけど、この辺りに行くのは本当に大変で、今回はエヴァ達に便乗して行けたのは本当にラッキーだった。憧れのバローロ地方も巡れたし、白トリュフ(僕は大のトリュフ好きなんです)も堪能できた。

ピエモンテ最高!


また、行きますw
トスカーナからウンブリア州の州都ペルージャに移動しました。ペルージャには外国人大学があり、妻は20代の頃から短期留学を繰り返していて9月にも1か月間の短期集中講座に参加していました。その時にお世話になった大家のエヴァの家に泊まることにしました。

エヴァの家はチェントロにあります。ペルージャのメインストリート、コルソ・ヴァンヌッチから露地を一本入った裏手にあります。5階建てのアパートメントの3階でエレベーターは無いので階段を登って行きます。部屋は広いです。リビングだけでも50㎡(約30畳)くらいあります。その他に5部屋(各8畳くらい)あり、キッチンとバスルームが二つ。日本だったら、億ションと呼ばれるでしょう。

で、エヴァから「ピエモンテ行くけど一緒に行く?」とのお誘いを受け、ピエモンテ地方の小さな城塞都市ケラスコに向かいました。

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ペルージャから500km以上あります。東京から大阪に行くようなもので6時間くらい掛かります。途中、ボローニャを過ぎた辺りから雪になりました。上の地図の真ん中のレッジョ・エミリアの辺りでは本降りで周りは雪景色です。この辺は、パルマ産の生ハムで有名です。

予定よりも1時間以上遅れてケラスコに着きました。

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ケラスコって馴染みはありませんが、チョコレートとルマーカの街で有名らしいです。


ルマーカ?



イタリア語で カタツムリ のことです。イタリアでカタツムリとは初耳でしたが、意外と食べられているようです。カタツムリと言えばエスカルゴは馴染みありますが、これがバターとニンニクで調理されるのに対して、ルマーカはトマトソースで調理されます。より、素材の風味を味わえます。

ケラスコがカタツムリの街となったのは、ケラスコの商人がカタツムリ市場を仕切っていたためだそうです。なので、ケラスコではバス停にもカタツムリ。

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食堂もカタツムリ。

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コペルトもカタツムリ(分かりますか?)。

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肝心のカタツムリ料理ですが、これが絶品です。イタリアでルマーカを食べたらエスカルゴなんて、タダのニンニクのバター炒めです。

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ルマーケ(ルマーカの複数形)のトマト煮込み蕪を添えて。蕪の下にはルマーカがうじゃうじゃ。

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タヤリン(ピエモンテ地方のパスタ)のルマーカのラグーソース。

これらはセカンドで食べたのですが、ルマーカ以上に美味しかったのが、前菜の

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ファッソーナ牛のヴィッテロ・トンナート です。イタリア二大牛の一つファッソーナ牛のタルタルです。このリストランテではヴァルサミコのソースで頂きましたが、本当に美味しい。言葉を失うくらい、こんなにも美味しいものを食べたのは本当に久しぶりです。言葉の接ぎ穂を失う、という表現がありますが、本当に美味しいものを食べると寡黙になり、ひたすら食べ続けるのですね。

ここのレストランは、本当に美味しくてエヴァ達が食べていた


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ファッソーナ牛の燻製。

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イワシのマリネ。エヴァは、イワシが好きなのか食事の度にイワシのマリネを食べていましたw

そもそも、なんでケラスコに行ったかと言うと、ケラスコでカタツムリのエステを受けられるそうで、エヴァと夫のトンマーソがそのツアーに申し込んでいたんですね。カタツムリのエステって僕は初耳でしたが、日本でも女子の間で話題になっているらしく、アジアでは韓国が有名らしいです。生きたカタツムリが粘液を出しながら顔中を這いまわるそうで、想像しただけで気色悪いのですが人気があるそうです。

その、ツアーではカタツムリ農場の見学もあり僕らはツアー参加者ではなかったのですが、エヴァ達と一緒に行ってきました。

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冬場なのでカタツムリさん達は白いネットの下の土の中で寝ているそうです。カタツムリ、見られないじゃんっと門外漢の僕ら夫婦は思いましたが、ツアー参加者の皆さんは、

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ガイドの説明を熱心に聞いています。カタツムリに、ここまで情熱を注げるのは何故なんだ?ちなみに、このツアーにはオランダ、フランス、ドイツからも参加者がいたそうです。

カタツムリ恐るべし


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畑の端の方にカタツムリさんの殻が落ちていましたw

そうそう、先ほどの料理と一緒に飲んだワインは、僕の大好きな造り手マルケージ・ディ・グレジィのバルバレスコ ガイウン・マルチネンガ2009年。65€だったかな?

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ケラスコでも民泊しました。この家も広くてリビングは50畳くらいありそうで、リビングの両端に10畳くらいの部屋があります。ピエモンテ地方は、ノッチョーラ(ヘーゼルナッツ)の名産地でもあるので、部屋にはノッチョーラが山のようにありました。くるみ割りの要領で割って食べます。

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ベランダからは、アルプスの名峰モンテ・ヴィーゾが眺められます。

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中央のピラミッド型の山がモンヴィーゾです。この写真は、ケラスコの街外れのテラスから撮りましたが、部屋からも同じように見えました。

ケラスコには二泊して、別のオステリア(↑の方のカタツムリの看板の食堂)のランチも美味しかった。

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ここの食堂には日本人のファンがいるようで、その方が飲まれたワイン(上の段)が並んでいました。

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何でも、毎年来られるそうで。GAJAがお好きのようですが、ロベルト・ヴォエルッチオとかも飲まれています。ケラスコという馴染みのない街で、何となく入った食堂に日本人の常連さんがいたとは、本当に驚きました。店の人が言うには、数日後に予約が入っているそうで、出来たら会って見たかったですw

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ケラスコの街中のワインバーでボトルを頼んだら無料で付いてきたコペルト4人分。このレベルで無料とは、驚きの一品です。ワイン自体は安いモノでしたけど、夕食前に軽く飲むには十分美味しかった。

ピエモンテ地方には初めて行きましたけど、何度でも訪れたくなる所です。ケラスコはアクセスが難しくて近くの街ブラ(スローフード発祥の地として有名、美食の街だそうです)からバスが出ていますが、ブラまで行くのも大変です。今回は、エヴァ達に便乗して労せず(雪は参りましたが)行けてラッキーでした。

ペルージャに戻る前にケラスコから車で30分ほどのところにある バローロ村 に向かいました(次回に続く)。
アックアヴィーヴァから眺めるトスカーナ地方の夕景。

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丘の上の街はモンテプルチアーノです。

さて、民泊させてもらっている大家さんは帰ってきません。我が家のようにお風呂を使わせてもらい、キッチンで適当にワインなど飲みながら待ちましたが22時を過ぎても帰ってこないので、勝手に寝ることにしました。本当にこれで良いのだろうか? 寝ていると、ドアをカリカリと引っ掻く音がします。猫ちゃんが「入れろ~」と訴えているので入れました。ベッドに乗ってきて一緒に寝てくれます。本当に、人懐っこい猫です。

結局、大家さんとは会えなくて寝てしまいました。朝、家の前には車が止まっていたので深夜にお帰りになったのでしょう。まだ、寝ているようなので挨拶はしないで街に出ました。

明日は、ペルージャに向かうのでキューシに行くバスが本当に来るのかバス停でチェックすることにしました。バスの時間まで間があるので街に2軒あるパン屋に行ってみると、そのうちの一軒はバールのようでした。適当にパンを選んでカプチーノで朝食にしました。鄙にもまれな、という表現がありますが、ここのパンは美味しかった。また、食べたいです。

昨日降りたバス停より、家から近い所にもバス亭があります。そこでバスが来るかどうか確かめます。バス停は教会の脇を入ったところにあるのですが、なかなか来ません。そのうち、学生らしき子供たちがやって来て妻が「バス来る?」と聞くと「来る」との事。「明日も来る」と念のため確認していました。

ボスカレッリのアポイントまで時間があるので、いったん家に帰ると、ちょうど大家さんが家を出て車に乗るところでした。こちらを向いたので、大きく手を振って合図を送ります。やっと、会う事が出来ました。

すると、「午後、モンテプルチアーノに行くけど、一緒にどう?」とのお誘いが。もちろん、行きます。これからワイナリーに行くので帰ったら一緒に行くことにしました。民泊ってオマケが付くなー。

ボスカレッリまでは、約1.5kmくらいなので徒歩でも30分もあれば着きます。

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畑やワイナリーを案内してくれたのは、創業者のひ孫にあたる方で細かく教えてくれました。それから試飲です。今回は、ヴィーノ・ノービレ・デ・モンテプルチアーノの垂直試飲を申し込んでいました。5ヴィンテージで35ユーロです。

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2010年、2011年、2013年、2014年、2016年のテイスティングをしました。どれも素晴らしかったのですが、2010年が僕は良かった。ただ、このヴィンテージは売り切れていて買えません。なので、2014年ヴィンテージと、日本では見たことのないヴィーノ・ロッソを二本ずつ買いました。すると、ハーフボトルの2010年と2011年を「お土産」としてプレゼントしてくれました。たぶん、試飲用のものだと思います。

なんて、良いワイナリーでしょう。

家に帰り、大家さんとモンテプルチアーノに向かいます。大家さんは別に用事があるようなので、街の入り口で分かれました。

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入り口のアーチ。たぶん、エトルリア時代じゃないかな(適当ですw)。ここで、遅めのランチを取りました。

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クロスティーニ。フンギのペーストが美味しかった。

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タルトゥーフォ(トリュフ)のタリアテッレ。

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トスカーナ地方のパスタ「ピーチ」のラグーソース。ここのリストランテのピーチは、うどんのように太かった。ワインは、ランチなのでハウスワインをグラスで頂いたけど、やはりハウスワインは美味しい。

軽めのランチだったけど、満足しました。トスカーナ、最高です!
今日は、トスカーナに向かいます。フィレンツェだったらテルミニからユーロスターで簡単ですが、今回の目的地はチェルボニャーノ村のワイナリー、ポデリ・ボスカレッリです。

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まず、ローマから電車でChiusi(キューシ)まで行きます。

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ここから、チェルボニャーノ村に一番近い町のAcquaviva(アックアヴィーヴァ)までバスが通っています。

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しか~し、このバスは一日に朝と夕の2便しかありません。なぜなら、近郊の村々からキューシにある小学校までのスクールバスのようなものなので、登下校の時間にのみ運行しているのです。なので、学校が休みの日は運行されません。

旅程に組み込むには、学校のスケジュールに合わせる必要があるのですが、流石にそれは分かりません。ウイークデーであれば授業はあるであろうという予測の元、午後のバスの時刻に合わせて電車を選びました。ローマの駅と言えば、テルミニが中央駅ですが、キューシに都合良く到着する電車は、ティブルティーナから出ます。テルミニから地下鉄で3駅くらいで着きます。

キューシに着いたら着いたでバス停が分かりません。バスのチケットは、駅のバールで買えるのでバス停はどこか?聞いたのですが「分からない」とのこと。イタリアの田舎では良くあることです。バスの時間まで間があったので、駅前のバールでカフェを飲みながら、お店の人に聞いても同様でした。

駅の真ん前にバス停はあるのですが、どうも違う感じです。そこから、少し離れたところにもバス停のようなものがありました。時刻表もあったので、幾つか見て回って多分ここから乗るのだろうと見当を付けました。バスの時間が近づいてきます、果たしてバスは来るのか? ドキドキものです。

15年くらい前にまだ幼かった娘も一緒にマテーラに行くのにバーリのバス停でバスを待っていた時のことを思い出します。事前に調べ、バーリ駅の観光案内のスタッフにも確認したのにバスは来ませんでした。今回は、どうだろう。バスがやって来ました、バス停で止まります。運ちゃんに「アックアヴィーヴァに行く?」と聞くと「通るよ」とのこと。バスのトランクルームを自分で開けて荷物を入れて乗り込みました。ここから、約30分で着くはずです。

バスは、キューシの街中を通り丘の上の方にある小学校を目指します。標高が高くなるにつれてトスカーナの丘の連なりが車窓から眺められます。良いなーと思います。スクールバスですから、学校から小学生が乗り込んできます。まぁ、うるさいこと。大声でワーワー。ギャーギャー話し続けています。

途中、幾つかの町を通過する度に子供達は一人、二人と降りて行きますが、バス停ではないところでも止まります。こういうところは、本当に感心するのですが、路線沿いに家があれば家の前で降ろしてくれます。そうでないこの場合は、家に向かう路地の所で降ろしているようです。誘拐のリスクをできるだけ避けるためのようです。

運ちゃんに、アックアヴィーヴァに着いたら教えてと言っておいたので、無事に付きました。この町は比較的新しい町のようで、協会にメディチ家の紋章はありましたけど、中世の雰囲気は全くと言って良いほどありませんでした。今回、妻が予約したのは、ここ数年で日本でもブームとなっている民泊でした。バス停からトランクを転がして5分くらいの本当に普通の家です。

家の番地を確認してピンポンを押しますが返答なし。何度か鳴らして、庭に声を掛けても見ましたが反応なし。まさかの留守!ちゃんと到着の日時は伝えてあるのに居ないのか? いくら民泊とはいえ、どーなのよ。流石はイタリアだなー、と変なところで感心してしまいますが、事態はけっこう深刻です。家の前で大きなトランクを抱えて家人を待っている東洋人二人。イタリアの片田舎では、十分に怪しいシチュエーションです。通報されても文句は言えませんw

待つこと10分くらい経ったでしょうか。妻がスマホにメッセージが来ていたことを思い出しました。そこには、「留守だったら玄関の周りを探してね」的なことが書いてありました。郵便ボックスは空でした。僕がふと玄関脇の鉢植えを見ると家の形をしたボックスが陰にありました。中には鍵が。これは玄関の鍵なのか、この鍵で勝手に人様の家を開けて入れということなのか、本当に良いのか、マジで泥棒と間違えられないか・・・等、妻と顔を見合わせ逡巡すること数十秒。

取り敢えず、開くかどうかやってみるかと鍵穴に入れ捻ってみると、ガチャっと開いたではありませんか。

マジか! 恐る恐るドアを開けてみると、廊下に家人ならぬ飼い猫がちょこんと座ってお出迎えしています。
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猫以外、誰もいません。「ごめんくださーい」「チャオ」などと言いながらリビング、キッチンと回りましたが、誰もいません。玄関脇にキーボックスがあり、そこに利用方法が英語とイタリア語で書いてありました。どうやら、勝手に入って勝手に使って良いようです。

驚きましたが、もはやここは「我が家」です。キッチンで勝手にコーヒーを淹れて一服しました。時刻は3時前ですが、ランチを食べていなかったので、食料を探しに町に出かけましたが、スーパーマーケットのコープはお昼休み中、町に二軒あるパン屋もお昼休み。

これはダメかと諦めかけましたが、家のすぐ近くの町に一軒だけあるレストランに灯りが付いてます。ダメ元で行ってみたら営業中の看板が出ています。良かったー。

イタリアには二大牛が居ます。キアナ牛とファッソーナ牛です。日本で言えば、松坂牛と近江牛(他にも前沢牛とか山形牛とかありますが・・・)のようなものです。ここ、トスカーナ地方はキアナ牛の本場で、アックアヴィーヴァの直ぐ近くにキアナ地方があるので、ビフテカ・フィオレンティーナはマストでしょう。このリストランテでは、100gで4.5€で1㎏からのオーダーです。

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約1㎏のキアナ牛。赤身が本当に綺麗です。いわゆるTボーンステーキです。

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切り分けてもらいました。肉喰ってる感があります。ワインは、ここのハウスワイン。イタリアに行ったら、特に地方のリストランテではハウスワインを頼むのが一番良いと思います。その店の料理に一番合うワインが選ばれていますし、価格も一番安いです。

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お腹いっぱい食べて”家”に帰りました。大家さんは、まだ帰っていません。猫ちゃんと遊びながら過ごしました。明日は、ボスカレッリを訪問します。
我が家では、イタリアに行くのにターキッシュ・エアを使っています。アリタリアならローマまで直行便があって便利は便利なのですが、昼便しかありません。ターキッシュ・エアは夜便があり、何よりも安いwと言うのが大きな理由です。

それと、イスタンブール空港でトランジットするのですが、待ち時間が長いと無料のイスタンブールツアーに参加することもできます。これはバスで3時間くらいの短いものから船による遊覧観光まで何種類もあります。

また、夜便の場合は関係ありませんが、日をまたぐ場合は無料でホテルも用意してくれます。イスタンブール空港にはカード会社と提携していて無料で使えるiGAラウンジがあるので、長時間の待ち時間でも苦になりません。

夜便なので仕事が終わってから成田に向かいます。ただ、夜便の場合に最も困るのが成田空港のサービスです。カード会社のラウンジや飲食店は、21時でクローズしてしまいます。ターキッシュ・エアの夜便は23時過ぎの出発なので、22時半くらいまでのんびりしたいのですが出来ません。

イスタンブール空港は、24時間営業なのに成田はそうではないのが本当に不満です。アジアのハブ空港を目指すのであれば24時間営業は当たり前のことです。こんな事だから、インチョンとかに負けるのです。猛省を促したいw

さて、フライトも順調に進み、観たかった長澤まさみ主演の詐欺師のコメディ映画(新作が5月公開なのですが、あの不倫男優が出ているので大丈夫か心配しています)などを観ながら機内を過ごしイスタンブール空港に到着しました。

妻は何回か利用していますが、僕は新しくなったイスタンブール空港は初めての利用です。話には聞いていましたが、まぁ広いこと広いこと。到着したのが端の方のゲートなので、イミグレーションまで行くのが一苦労です。1㎞くらいは歩きます(動く歩道はありますけど)。

ただの乗り換えなら乗り換えゲートに行けばよいのですが、市内観光の無料ツアーを申し込んでいたので、出国しなくてはなりません。イミグレも無事通り、ターキッシュ・エアのツアーデスクに行ったのですが、ここで問題発生。

何と日本で申し込んでいたツアーに参加できないと言われてしまいました。申し込んでいたのは、7時半から15時半のツアーで、フライトは17時半なので約2時間あるから大丈夫なはずでした。しかし、15時半と言うのは市内を出発する時間だというのです。

イスタンブール空港は、新しくなって市内から遠くなりました。また、今の所アクセスは高速道路だけなので、渋滞の場合は逃げ道がなく1時間では着かないのでフライトに間に合わないと、現地スタッフは考えたようです。

そんなことなら、申し込んだときに説明しろよ!と思いましたが後の祭りですから次善策を考えるしかありません。結局、スタッフの勧める有料の観光タクシーをチャーターすることにしました。6時間くらいの貸し切りで観光名所を何カ所か回ってくれるそうです。

イスタンブールは、東洋と西洋の分岐点です。ボスフォラス海峡を挟んで、東洋と西洋に分かれます。高校生の頃に小栗虫太郎の「黒死館殺人事件」を読んで以来、ボスフォラス海峡をこの目で観たいと思っていました。

前回、イスタンブール経由した時は市内には行けなかったので、今回は是非とも何としても行きたかったので腑に落ちないというか、納得できない点は多々ありましたが妥協しました。妻は相当に不満だったようです。

トルコの夜明けは遅いのか、まだ暗い中をタクシーは走ります。途中、幾つもモスクがありました。1時間くらいで市内着き、市内をグルグル回ってSultanahmet Square(スルタンアフメット広場)に案内されました。ここには、ブルーモスクやアヤソフィア博物館、地下宮殿などのある観光の中心地です。ここで、自由時間になりました。どうやら、ガイドはしてくれないようです。

2時間くらい自分たちで勝手に観光しろ、という事のようです。まぁ、仕方ありません。本当に迎えの時間に来てくれるのか不安はありましたが、今さらどうしようもありません。ただ、2時間では、とても全部は回り切れないのでブルーモスクを見学することにしました。アヤソフィア(下の写真)は、眺めるだけです。

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ブルーモスク(↓)への入場は無料でした。ムスリムの方たちは礼拝に訪れるのでしょうから無料なのも分かりますが、僕ら観光客も無料とは少々意外でした。日本の神社仏閣も見習うべきでしょうw

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偶像崇拝を禁止しているイスラム教ですから、モスク内部に日本の神社仏閣やヨーロッパの教会の様に仏像とか宗教絵画は無く、内部はアラベスクで彩られています。異教徒の目には神聖というよりは、精緻で綺麗だなーと感じます。

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まだ、朝食を食べていなかったので屋台の焼き栗を買ってみました。残念ながら余り美味しくはなかった。トルココーヒーも飲んでみたかったので、待ち合わせ場所近くのカフェで春巻きみたいなものとトルココーヒーを頼んでみました。春巻きみたいなものは美味しかった。

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待ち合わせ時間から少し過ぎてタクシーは迎えに来ました。正直、ホッとしました。海岸沿いを走り、金角湾(Golden Horn)に架かるガラタ橋を渡り、ガラタ塔に行きました。ここは、入場料が掛かりましたが、屋上のテラスから市内を一望できます。

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ようやく、ボスフォラス海峡をこの目で見ることができました。ボラれたかも知れませんが、30年来の夢が叶って満足です。

空港にもどり、フライトまで時間があるのでiGAラウンジで時間を潰します。カード会社と提携しているので年に2回までは無料で利用できます。料理やビールもバイキング形式で食べ放題です。ビールはトルコのものでしたが、何種類かありました。シャワールームもあり、寝られるソファもあり、のんびりと過ごしました。成田空港のラウンジとは大違いです。

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乗り継ぎ便も問題なくローマ空港に着きました。荷物も直ぐに出てきて順調です。バスで市内まで行き、テルミニ駅近くのホテルにチェックインしました。ここで、小さいほうのトランクの鍵が開いていることに気が付きました。

閉めなかった? そんなことは絶対にありません。良く見ると鍵の爪が曲がっており壊されています。イスタンブール空港で約12時間のトランジットの間にやられたようです。幸い盗まれたものはありませんでしたが、妻の怒ること怒ること、僕にまで飛ばっちりが来ました。これからの旅行の行方が危ぶまれます。