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自民党が国会に提出した菅内閣の「不信任案」が、反対多数で否決された(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110602-00000573-san-pol)。国会開催中に「内閣不信任案」は一度しか出せないから、菅内閣継続が決まった。国会散会後に菅首相は感想を求められて「良かったね」と応えたという。

国民にとって何が「良かった」のだろうか?

政権与党と野党の議席数を比べれば、圧倒的に与党有利で「反対多数」になることは自然と言えば自然なことなのに、自民党は「負け戦」をなぜ行ったのだろう。

自民党は、震災後の政府の稚拙な復興政策に「菅退陣」を主張していた。それに乗ったかっこうで、与党である民主党の小沢氏が「菅退陣要求」の音頭を取り、それに盟友の鳩山氏が賛同したため、「菅降ろし」に動く民主党議員が多数出る事が予想された。

それで、票読みは微妙ながら、小沢グループと鳩山シンパで賛成過半数に達しそうな感じがあり、「勝算あり」と見た谷垣自民党総裁が「内閣不信任案」を国会提出したという一連の流れがあった。

実際、不信任決議の行われる6月2日の午前中までは、自民党の思惑通りに民主党も動いていて、「賛成過半数」確定と言われていた。

それが、最後の最後に鳩山氏が菅さんを「説得」して「復興の目途が立ったら辞任」の言質を取り付け、国会本会議前の党代議士会で菅さんが宣言した。そして、鳩山氏が民主党議員に対して「(内閣不信任案に)反対」するように呼びかけた。これが、お昼前のことで、情勢が180度ひっくり返った。

小沢氏の立場がないように思うが、民主党が割れる事だけは絶対に避けたいと考える鳩山氏に義理があるのか、借りがあるのか知らないが、小沢氏も配下の議員に「自主判断」を通達。ご本人は、本会議を「欠席」するという姑息な手段を取った。

「内閣不信任案」が否決されるということは一般的には、与党の力が増し野党の力が低下することを意味する。実際、報道でも谷垣総裁を批判する野党議員が出てくる可能性を示唆していた。自民党内での「谷垣降ろし」の可能性もある。

ものすごく、うがった見方をすれば、策士である小沢さんだから、ここまで考えてシナリオを書いた可能性もある。つまり、自民党の発言力を弱体化させるために、自民党に「勝てる」と思わせて不信任案を提出させた後、ハシゴを外して赤っ恥をかかせると同時に、菅辞任の言質を取る。そして、自身が次期首相になるというストーリー。

でも、菅首相は辞任後は、「若い人に任せたい」と言っている。これは、「若くない」小沢さんが民主党の総裁にな、総理大臣になることは「ありません」と言っているのと同じ事。もしも小沢さんがシナリオを書いたとしても、この詰めの甘さは総理総裁の器じゃない。

それはともかく、問題なのは「辞める」と言っている首相を担ぎ続けることを与党は選択したと言う事実。震災後、民主党政権は何をしてきたか?

五月中に仮設住宅三万戸を建てると言ったのに、やっていない。福島原発の事故は収束どころか、未だに危険な状態が続き、意図的かミスか分からないけど重大な情報も直ぐに出てこないし、「海水注入」問題でも訳が分からなくなっている。

先日のG8で菅首相は「太陽光発電などの割合を20%に引き上げる」として、1000万戸にソーラーパネルを設置すると言ったが、担当大臣の海江田経産相は「聞いていない」というお粗末さ。そもそも、お辞めになるという菅首相に、この「公約」は実行できるのか? 無責任にも程がある。

今後の菅首相の外交予定を詳しくは知らないが、「辞める」と言っている首相と会談してくれる各国首脳はいるのだろうか? ただでさえ、「日本の代表者はコロコロ変わり過ぎる」と呆れられているのに、これ以上、国際信用度を下げてどうするんだろう。

「辞める」と宣言した首相を継続させるという選択が如何にバカげたことか、民主党議員には分からないのだろうか? 国民不在の中で党利を第一に考えた民主党は、国民をどこに連れて行くのか。
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