日本酒やグルメ、ダイエット等、興味のあることを色々ご紹介します。

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ヴェネツィア二日目は、ヴェネツィアン・グラスで有名なムラーノ島とカラフルな街並みで知られるブラーノ島をメインに行くことにしました。宿泊しているリド島からは、S.Maria Elisabettaからヴァポレットの5.1番線に乗って本島のFondamente Noveまで行き、そこから12番線に乗り換えてMurano Faro経由でBuranoに行けます。

ちょっと面倒ですが、ラグーナに点在する島々を巡るには海上交通しかありませんから仕方ありません。でも、この12番線はムラーノ島を経由してブラーノ島まで行くので、ブラーノ島の帰りにムラーノ島に寄ることができて無駄がない便利なラインだと思います。

朝食は7時からホテルの中庭で頂けます。パンとハム類にコーヒー、フレッシュジュースの簡単なものです。

ホテルの中庭で朝食
ホテルの中庭。見た目はきれいだけど、蚊がいて刺された

一般的なイタリアのホテルの朝食
一般的な朝食。パンはクロワッサンにしてサラミを少々

リド島からFondamente Noveまで20分くらいで、そこからBuranoまで40分くらい。乗り換え時間があるのでリド島からだと1時間強掛かります。Fondamente Noveは本島から離島への玄関口のような船着き場なので、船に乗るデッキがいくつかあります。5.1番線が到着するデッキと12番線が出るデッキは、ちょっと離れているので注意が必要です。

Fondamente Noveで待ち合わせ時間が少々ありましたが、船着き場の待合室にいた親切なイタリア人のおっちゃんが、ブラーノ島に行くヴァポレットが来たら教えてくれたので問題なく乗る事が出来ました。イタリア人って親切な人が多いのです。

ムラーノ島の船着き場付近
Murano Faroの船着き場付近

ブラーノ島
ブラーノ島の船着き場に近付くにつれてカラフルな家が現れてくる

ブラーノ島
ブラーノ島の船着き場。ブラーノ島にはもう一つTreportiの船着き場もある

ブラーノ島は、街中の家々の壁がピンク、グリーン、イエロー、ブルー、レッドなど様々な色で塗られていることで知られるようになった可愛らしい島です。元々は、漁師が霧の中や遠くからでも自分の家が分かるように壁を塗ったのが始まりらしいです。

今では世界中から観光客が訪れるようになりましたが、島は観光地という雰囲気は余りありません。日本では観光地と言うと駅前に土産物屋があったり、観光グッズを販売したり幟(のぼり)が立っていたりして風情がありませんが、ブラーノ島の駅前は民家と公園とバールが一軒あるだけで寒村(失礼!)のような雰囲気です。

ブラーノ島
観光客が来るのにもかかわらず広場には洗濯物が干されている。イタリアらしい光景

今回の旅行で一番印象に残ったのがブラーノ島でした。もっとゆっくりと過ごしたいと思わせる魅力がある島です。でも、この島の魅力を言葉で伝えるのは難しいです。写真でも十分ではありませんが、雰囲気は伝わると思うので何枚か並べます。

ブラーノ島

ブラーノ島

ブラーノ島

ブラーノ島

ブラーノ島

ブラーノ島

ブラーノ島


行ってみれば、この島の良さが感じられると思うので、機会があれば行ってみて欲しいと思います。とても可愛らしい島です。

ヴェネツィア編Part4 ムラーノ島に続きます。
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リド島の船着き場は、近くに聖マリア・エリザベッタ教会があるのでSt.Maria Elisabetta駅(聖マリア・エリザベッタ駅)と言います。ヴァポレットの船着き場は、このように近くの有名な場所や教会の名前になっていることが多いので、観光客にも分かりやすいです。

ただ、一番有名な場所のサンマルコ広場は、近くに船着き場が何か所もあり、それぞれ運航会社やヴァポレットの運行ルートが異なったりします。でも、船着き場には、どの運行ルートのヴァポレットが来るのか表示してあるので、それさえ確認すれば問題ありません。

ちなみにヴァポレットの運行ルートは、沢山あります。アリラグーナ社は運行ルート名が色の名前になっていて、主なものはA線(Arancio=オレンジ)、B線(Blu=青)、R線(Rosso=赤)、Actv社は数字で1番~22番までありますが4番や5番は逆回りするルートもあって、それぞれ4.1番/4.2番、5.1番/5.2番となっているので注意が必要です。

リド島を散策したあと、次の目的地のウンブリア州ペルージャまでの電車のチケットを取りに国鉄のサンタルチア駅に向かうことにします。インターネットでチケットを予約していたので国鉄にある券売機のようなものに予約番号などを打ち込むだけで発券されるので便利です。

聖マリア・エリザベッタ駅からサンタルチア駅のあるヴァポレットの船着き場Ferrovia駅へは、Canal Grande(キャナル・グランデ=大運河)を通る1番線かジュデッカ大運河を通る5.2番線に乗ります。5.2番線の方が早くて40分で着くのですが、キャナル・グランデはヴェネツィア本島の中央を通っていてリアルト橋の下を通過するので時間は1時間掛かりますが急ぐ訳でもないので1番線に乗り込みました。

イタリアの路面バスも同じですが、ヴァポレットも駅名のアナウンスがありません。路面バスはバス停の名前が分からないことが多いのですが、ヴァポレットは船着き場に表示がたくさんあるので間違えることはないでしょう。

ザッカリア駅
S.Zaccariaの船着き場。ダニエリなど高級ホテルが並んでいるためホテルのゴンドラもたくさん漕いでいる。船着き場の黄色い帯のところに駅名が、しつこいくらい書かれているのが分かります?(写真をクリックすると大きくなります)

1番線は、エリザベッタ駅を出るとS.Elena~Giardini~Arsenale~S.Zaccariaをへてキャナル・グランデを抜けて行きます。サンマルコ広場に近いS.Zaccaria駅まで15分くらいですから、リド島から本島まで近いです。

大運河から見たSt.Maria della Salute教会
S.Zaccariaを出ると直ぐに対岸のSt.Maria della Salute教会が見えてくる。次の船着き場は、この教会の目の前にある

キャナル・グランデは、本島のメインストリートなのでヴァポレットだけでなく水上タクシーやゴンドラが行きかっていて、よくぶつからないものだなと感心するほど。

Canal Grande
リアルト橋付近。大小のボートが行きかっている

ちなみに大運河だけでなく網の目状に複雑に入り組んでいる本島の細い運河も、水上タクシーやゴンドラや個人のボートが行きかいます。

細い運河では渋滞
細い運河だとゴンドラで渋滞することもしばしば

サンマルコ地区をぐるっと回ってS.Zaccariaから15分くらいでリアルト橋のある船着き場Rialtoに差し掛かります。この橋は観光名所にもなっているのでゴンドラがたくさん浮かんでいます。

リアルト駅
Rialtoの船着き場。ゴンドラが向かって来た。こういう進路妨害は日常茶飯事で当り前のことみたい

大運河を漕ぐゴンドラ
リアルト橋をバックにゴンドラ。ヴェネツィアらしい風景

リアルト橋
リアルト橋のアップ

キャナル・グランデをのんびりと各駅停車でサンタルチア駅に着きました。1時間なんてあっという間ですが、今年の夏のイタリアは日本同様猛暑だったのでテラス席にいた僕は日差しにさらされていたので軽い熱中症状態になりました。水は持っていましたが帽子を忘れたのが痛かった。とにかく暑かった~。

チケットを入手したので少し本島を散策しようと思ったのですが、夕方なのにとにかく暑い。じっとしているだけでも、クラクラと目まいがするような暑さです。とても陽のあたっている場所は歩けません。それで、日陰を選びながらリアルト橋方向を目指す事にしました。

街中には「Rialto」の表示がたくさんあるので道に迷うことはなさそうです。もともと、さして広くない本島ですから大丈夫だろうと思ったのは少々甘かった。訳が分からないくらいゴチャコチャと道が入り組んでいて、行き止まりの道があるかと思えば、いきなり広場にでたり、まさに迷路です。

ヨーロッパは夕方でも明るいので時間の感覚がおかしくなるのですが、もう夕ご飯の時間になっていました。今晩のディナーはヴェネツィア最古のレストラン、1500年創業のAntica Trattoria Poste Vecieで取る事にしていました。リアルト橋近くの魚市場隣にあるので、ヴェネツィア一新鮮な魚介類が食べられると評判ですが、これはジョークでしょう。ちなみに創業当時の暖炉が今でも使われているそうです。

Antica Trattoria Poste Vecie
魚市場の隣にあるPoste Vecieには、運河に掛かった橋を渡って行く

我が家の場合、往々にして行き当たりばったりで行動するため、電車や飛行機は別として時間を決めて予約するということには若干無理があります。そのため、有名店でも予約なしで行きましたが、問題なく夏の間だけ食事のできるお庭の席に案内されました。

そして、そこには日本人がうじゃうじゃいたのです(笑 やはり、ガイドブックなどで紹介されている有名店だけのことはあります。我々もその一人なので何も言えません(笑

Poste Vecieの生ハムメロン
生ハムメロン

Poste Vecieのパスタ
魚介類のパスタ

Poste Vecieのウナギ
ウナギのグリル、ポレンタ添え

とにかく暑かったので食欲が余りありませんでした。それで、娘はアンティパストの「生ハムメロン」、妻は「Poste Vecieのパスタ」というのがあったので頼んでみたら魚介類のパスタでした。僕は「ウナギのグリル」とそれぞれ一品ずつにしました。ワインもハウス・ワインの白をハーフにしました。

この中で、娘の頼んだのが一番美味しかった。暑さにやられていたのが理由だと思うのですが、日本ではまず頼まない「生ハムメロン」ですが、メロンの瑞々しさとプロシュートの塩味が乾いた体に染み込みました。

この日以降、食事のたびに「生ハムメロン」を注文する事になりました。日本と違って値段が安い(どこでも800円くらい)のにメロンが3~5切れあってプロシュートもたっぷりでお得感がありました。「生ハムメロン」あなどれません(笑

この手の有名店の料理は、「可もなく不可もなし」、というのが定番ですが、ここも特筆すべき点はありませんでした。でも、500年続いている歴史の重みに敬意を表しましょう。

お腹も満たしのでリド島に帰ります。Rialtoから乗っても良かったのですが、もう少し街中を散歩してサンマルコ広場に出る事にしました。また、道が分からなくて何度か迷いましたが何とか着きました。

リド島に帰るヴァポレットから獲った夜のザッカリア駅付近
リアルト橋からの夜景

人であふれているサンマルコ広場を横目に船着き場方面の河岸に向かいます。

1500年創業Poste Vecie
そここにあるアーケードには、アフレスキが描かれている

河岸を海風に吹かれて少し散策していたらホテル・ダニエリ前のS.Zaccaria駅にヴァポレットがやってくるところでした。船着き場にボートから繋留用のロープを掛けるお兄ちゃん(車掌さんのような係員)に「リド島行く?」と聞いたら「行くよ」というので乗り込みました。イタリアの交通機関では、行き先を聞くのが一番確実です。

暑い中、今日も良く歩きました。潮風が心地よいのもヴァポレットの魅力です。帰りのヴァポレットからは、灯りに照らされた河岸の景色がとてもきれいに見えます。明日は、一日ヴェネツィア観光です。ムラーノ島、ブラーノ島、本島を回る予定です。

ヴェネツィア編Part.3に続きます。

リアルト橋からの夜景
帰りのヴァポレットから撮ったS.Zaccaria付近の河岸
イスタンブルから約2時間でヴェネツィアの空の玄関口マルコ・ポーロ空港に着きました。朝8時過ぎの便でしたから午前10時過ぎ、気持ち良く晴れ渡っています。空港からヴェネツィア本島までは結構離れています。本島には陸路でも行けますが、ヴェネツィアに行ったのですから船に乗らない手はありません。

ここで基本のおさらいです。ヴェネツィアは海の上に浮かんでいる都市として知られていて、大小の島で構成されています。島と島や島内を運河で行き来するため、海上交通が発達しています。

メインとなる島がヴェネツィア本島で国鉄の駅やバスターミナルもありますが、本島内は車が走れません。交通手段はヴァポレットと呼ばれる水上バスか徒歩です。本島は大きく蛇行する大運河と呼ばれる運河が分断しています。公共の水上バスは大運河を通ります。有名なリアルト橋がある運河です。

大運河のほかにも無数に運河が走っていて、ゴンドラや個人所有のボートが通行しています。本島の他にはジュデッカ島、リド島、ムラーノ島が主だった島ですが、街並みが可愛らしいブラーノ島も最近では人気があります。

ジュデッカ島と本島の隣にありジュデッカ大運河で行き来できますが、観光客は殆ど行かない島のようです。ムラーノ島はヴェネツィアン・グラスで有名な所です。

リド島は本島から少し離れているリゾート地でヴェネツィア映画祭が開催されることでも有名ですが、映画祭の期間以外は観光客は少ないようです。この島には車が走っていてバスもあります。このリド島の水上バスの駅(聖マリア・エリザベッタ駅)から徒歩3分のホテルを予約しました。

リド島にホテルを決めたのはトーマス・マンの「ベニスに死す」の舞台がリド島だったからです。ヴィスコンティ監督により映画化されましたが、マンが小説を書いたホテル・デ・バンで撮影されました。

マンの小説を愛読していたので、「ベニスに死す」の舞台となったリド島とホテル・デ・バンに行ってみたかったのです。今回、ようやく願いが叶いました。本当なら、デ・バンに泊まりたかったのですが、庶民には手が届きません(笑

これらの島々を水上バスが結んでいます。公共の水上バス以外にも水上タクシーがあるのですが、水上バスが一回乗るのに7ユーロなのに対して水上タクシーは4人で110ユーロ~と高いので特に急ぐ場合以外は利用出来る人は限られます。とは言え、マルコ・ポーロ駅から本島までは遠いので水上タクシーを利用する人が多かったです。

水上タクシーは高いけど速い
駅前では、水上タクシーが客待ちしています。高級そうなボートばかりです。

水上バスは、アリラグーナ社とActv社の二つの系統があります。上記の7ユーロというのはActv社の水上バスですが、お得なツーリストチケットもあります。12時間や24時間有効のチケットで、有効時間内なら何度でも利用できます。僕らはヴェネツィアに二泊するので72時間有効のチケット(35ユーロ)を買いました。娘は若者用の3日間パスというのが利用できるので18ユーロでした。

72時間使えるヴァポレットのチケット
72時間のチケット。有効時間が記載されていないのがちょっと不安(笑

しかしですね、マルコ・ポーロ空港からはアリラグーナ社の水上バスしか運行していません。Actv社のツーリストチケットは利用できないんですね。それで、仕方なくアリラグーナ社の一回乗車券を高いなーと思いつつ15ユーロで買いました。

乗る前にこの機械で検察する
この機械にチケットをかざすとチェックされます

マルコポーロ空港からヴェネツィアに行くヴァポレットの駅
アリアグーナ社の水上バスの駅。右が到着便で左が出発便用

空港から本島方面に出ているアリラグーナ社の水上バスはブルー線とレッド線の二本あります。リド島にはレッド線で行けます。水上バスの駅には日本人旅行者も含めてたくさんいたのですが、リド島に行くレッド線に乗ったのは僕らと数組だけでした。日本人は僕らだけです。やはり、リド島にホテルを取るのは少数派のようです。

レッド線は、空港駅からムラーノ島(美術館前)、セルトーサ駅を経由してリド島に着きます。所要時間、約40分です。水上バスからの風景に見とれているうちにあっという間に着いてしまいました。

昼前にホテルにチェックインすると、既に部屋は用意されていたので荷物を置いてランチに出かけます。ホテルから徒歩5分くらいのお勧めレストランにしました。初めての場所で美味しいレストランに行くのに、僕は地元の人のお勧めを聞くことにしています。

タクシーの運ちゃんとか買い物をしたショップのスタッフ、ホテルのスタッフなどの普段行っている店やお勧めの店を聞きます。これまで、この方法で外れたことはありません。リド島のレストランも大当たりでした。

ランチで行ったリド島のリストランテ
お店の外観

運河沿いのテラスでランチ
運河沿いのテラスでランチ。リゾートだからちょっと優雅

1Lで12ユーロのハウスワイン。ここのはソアヴェ
ハウスワインの白。中身はソアヴェだそうで1リットルで12ユーロ。昼からたくさん飲んじゃった。

アンチパスト 美味し
前菜の盛り合わせ。海老、小エビ、イワシのマリネ、カニ、バッカラ。ヴェネツィアだからシーフードが美味しい。白いのがバッカラ(干し鱈)のクリーム和え。バッカラはヴェネツィアの郷土料理の定番で、とても美味しい。

定番のイカ墨パスタ
これも定番のイカ墨パスタ

海老とズッキーニのタリアテッレ 最高!
店のおっちゃん一押しの海老とズッキーニのパスタ。今回の旅行で一番美味しかったかな

セコンドで頼んだシーバス
これもおっちゃん一押しのシーバス(スズキ)のグリル。確かに美味しかった

娘が頼んだリンゴのドルチェ
娘がデザートに頼んだヴェネツィアのお菓子。リンゴのタルトのようなパイのようなもの。娘は、ものすごく美味しかったみたいで、パクパク食べていた

お腹がいっぱいになったので、リド島を散策します。高級リゾート地だけあって、素敵なお家が建ち並んでいます。ぶらぶらとメインストリートを海岸に向かい、憧れのホテル・デ・バンに行きましたが、改装工事中でした。

デ・バンの門
改装工事中のデ・バンの門

ホテルの目の前にある映画の舞台にもなったプライベートビーチに行こうと思ったけど、料金が高いので入口から見るだけにしました。一日のんびりするなら利用しても良かったけど、ちょっと中に入るだけでも、かなりの料金を請求されました。正確な金額忘れましたけど、高いなーということは覚えています(笑

デ・バンのプライベートビーチ
入口から撮ったデ・バンのプライベートビーチ。お高いだけあって、高級感のある素敵なビーチです。シャンパーニュでも飲みながらここで一日のんびりしたいなー

ビーチを後にしてぶらぶらと水上バスの駅に向かう途中、余りにも暑いのでジェラートを舐めながら歩きます。リド島のジェラートは、駅から遠くなるほど料金が下がるようで、僕らが買ったのはビーチに近いバールで1フレーバーで1ユーロ。駅の近くは1.2ユーロ、ヴェネツィア本島は2ユーロが相場でした。

聖マリア・エリザベッタ駅からヴァポレットで本島まで10分、サンマルコ広場に近い聖ザッカリア駅までは15分、国鉄の駅まで大運河を通ると1時間位です。

リド島のエリザベッタ駅からのヴェネツィア本島
聖マリア・エリザベッタ駅からヴェネツィア本島を望む

ヴェネツィアPart2に続きます。
夏休みに3年半ぶりにイタリアに行って来ました。娘が来年から高校生になると長い休みの時は部活とか友達と出かける事が多くなって家族で旅行に行くこともないだろうから、今年のうちに行っておこうということになりました。

我が家の場合、イタリアに住んでいる友人を訪ねることが多いのですが、地方在住のため全員を一度に回るのは短い旅程では不可能。いつもは友人のところは二か所回って、後は飛行機に乗るローマだけになります(一度、無理してフィレンツェ日帰りしたけど疲れた)。たまには違うところにも行ってみたいと思います。

それで今回は友人のところは一か所にして、その代わり僕が行きたかったヴェネツィアに行く事にして旅程を組みました。

まず、どのエアラインを使うか検討。前回は、オーストリア航空を使いました。成田~ウィーン~ローマだったのですが、ウィーンでトランジット泊したのが思いのほか楽しかったので今回もオーストリア航空にしようとしたのですが、安い旅券がありません。

色々と検討して今回はトルコ航空をセレクトしました。トルコ航空はアタチュルク空港で乗り換えでヴェネツィアに行くのですが、イスタンブルにトランジット泊することになります。

このイスタンブルに一泊するのがポイント高かった。東洋と西洋を分けるボスポラス海峡のあるイスタンブルには、行きたかったのです。更に、トルコ航空はトランジットホテルが無料(旅程に条件があります)で、しかも空港までのミニバスも無料です。

旅券を予約した3月時点ではエコノミークラスのトランジットホテルは、旧市街の三ツ星クラスが用意されるとWEBサイトにありました(ビジネスは空港に近い四つ星クラス)。空港から旧市街までは車で30分くらいらしいので、イスタンブルに夕方5時位に着けば、入国手続きをしても旧市街を観光できる時間は十分取れそうです。ボスポラス海峡とモスクを眺めての夕食も可能です。

ただ、アタチュルク空港のホテルデスクに行って初めて泊まるホテルが決められるので、旧市街のどの辺になるのか事前に分かりません。フライトが予定通りでも、ホテルからレストランまでの時間が分からないし、場所によっては行きにくい場合もあるのでレストランの予約は何軒かとコンタクトは取ったのですが予約はしませんでした。結果的には、予約しなくて正解だったのですが・・・。

さて、8月のお盆シーズン真っただ中、大きなスーツケースをゴロゴロと転がして早朝の電車に乗り込みました。予想通り空いています。我が家から成田までは、様々なアクセス方法があります。最寄駅から成田までのシャトルバスだと簡単ですけど、電車を乗り継いで行く場合の三倍以上掛かるのでケチりました(笑

私鉄~JR山手線~京成線の在来線を乗り継いで行きましたが、お盆シーズンなので車内は空いています。大きなスーツケースを持っていても、そんなに邪魔にならなかったと思います。時間は掛かりましたが、予定通りフライトの3時間ほど前に成田に着きました。

さて、チェックイン。チェックインカウンターは空いています。成田なのに日本人はいません。イタリアに行くのにトルコ航空を利用する日本人は少ないだろうと思っていましたが、トルコ観光に行く人はトルコ航空を利用すると思っていたので少々意外でした。時間が早いと言うのもあったかも知れません。

事前にフットフリーの席を予約していたのですが、通常の席になっていました。事前予約時に必ず予約通りの席になる訳ではないと言われていたので、特に文句も言いませんでしたが予約した席にならなかった理由が一言くらいあっても良かったかな。

チェックインカウンターでお姉さんから、スーツケースをアタチュルクで受け取るかどうか聞かれたのだけど、予約時に受け取るのがデフォルトと言われていた。それで、お泊まりグッズをスーツケースに入れていたので、受け取るしか選択肢はなかった。その場でお泊まりグッズを取りだすという方法もあったけど、ちょっとね。

預けておけると知っていたらお泊まりグッズは別にしておいて、身軽にイスタンブル観光できたのにと少しむかついた。オーストリア航空は事前に預けておけると分かっていたので、ウィーンで楽だった。

ただ、一日空港に預けておいて翌日のフライトに間違いなく乗せてくれる保証もないことだし、空港とホテル間はミニバスで送迎してくれるらしいから、スーツケースがあっても問題ないだろうと思って特に文句も言わなかったけど、トルコ航空のホスピタリティどうなのよ?

フライトまで時間があるので、空港内で朝食をとりブラブラして出国。出発までの前述の小トラブルはあったものの、トルコ航空のフライトは快適でした。

まず、機体は初めて乗るボーイング777でした。エコノミーでもそんなに狭くないのが嬉しい。機内サービスも充実しています。まず、機内用スリッパが配られます。これまで10指に余る航空会社を利用しましたけど、スリッパ配られたの初めてかも。そして、機内用のアメニティセットには、定番の歯磨きセットだけでなく靴下、アイマスク、耳栓などが揃っています。

機内食も美味しかった。フライトして直ぐにドリンクサービスがあって、トルコワインをチョイス。妻と娘はオレンジジュースにアップルジュース。それから一時間くらいして昼食がチキンの照り焼き。ドリンクは、またトルコワイン。

機内食のランチ


そして、アリタリアみたいに夜食がキャビン後方に用意されていて自由に取りに行ける。サンドイッチやおにぎりやスナックと色々あり、ドリンクも飲み放題。更にエコノミーなのにフルーツまであった。

チキンの夕食

ラザニアの夕食


映画もかなりの数があったので、「ミッション・インポッシブル」と「ハリー・ポッター」「シャーロックホームズ」「三丁目の夕日」の最新作を途中寝ながら見ました。

ほぼ定刻通りに何の問題もなくアタチュルク空港に到着。飛行機から下界を見ると、噂通りの交通渋滞。空港から市内方面が大渋滞に見えた。車で一時間以上掛かるんじゃないかと不安になる。

アタチュルク空港は広かった。人も多かった。イスラム教の国だけに空港内にはアラブの民族衣装の方々がたくさん居るのは当たり前だけど、大きなハブ空港なので国際色豊かな人々であふれている。成田とは大違い。

入国審査はネットとかで言われているように、それなりに厳しくて一人一人に時間が掛かる。スーツケースもなかなか出てこなくて思った以上に時間が掛かってしまった。

スーツケースを待っている間、先にホテルデスクを確認しておこうと探したのだけど見つからなかった。係員に聞いたら税関を通過して出口をでた先にあるとのことなので、スーツケースが出てくるまでホテルデスクに行けない。

時間は掛かったけど無事に荷物も出てきて、税関を通過してトルコ航空のホテルデスクに行く。係員のお兄さんにパスポートとイーチケットと搭乗券の半券を渡すと「隣のスターバックスでコーヒーでも飲んで待っていて」と言われたのでそうする。

ホテルデスク横のスタバ


まさか、トルコでスタバに入るとは思ってもいませんでした。妻がアイスコーヒーが良いというので、買いに行く。日本と変わらない値段だけど「アイスコーヒー」では通じなかった。

英語で「冷たいコーヒー」を説明したら、「それはアイスアメリカーナ(だったかな)って言うんだよ」と教えてもらった。所変われば名前も変わるな(笑

スタバで待っている人みんながトランジットホテル利用なのかと思ったけど、そんなことはなくて僕たちを含めて三組だけだった。僕たち以外はアフリカ系の旅行者。

スタバでも30分くらいは待たされて8時頃になって係のお兄ちゃんから呼ばれて、三組でぞろぞろと空港の外に出てワゴンタクシーみたいな車に相乗り。この時点でもどこのホテルに行くのか分からず。

案内のお兄ちゃんに翌日のことを聞いたら、ホテルにシャトルバスが迎えに来るとのこと。フライトの何時間前か聞いたら大体三時間前に空港に着くように迎えに来るとのこと。フライトが8時過ぎだから5時前には来てくれるのか、サービス良いな~。でも朝早いな~市内観光厳しいかな~っと不安になる。

これから旧市街のホテルまで渋滞を考えると1時間は掛かるだろうから、ホテルに着くのは9時過ぎる。それでも、旧市街のホテルならモスクも見られるだろうと楽しみにしていたのだけど、ここで大番狂わせ発生!

タクシーが着いたのは、空港直ぐ近くの四つ星ホテルでした。四つ星なのでエコノミーの僕ら用じゃないなと思ったら、僕らも含めて全員が降ろされた。翌朝早いから空港から近いホテルにしてくれたのだろうけど、計画が台無し。ボスポラス海峡を見ながらの夕食もアヤソフィアも怪しげな旧市街の絨毯屋も夢と消えた。

無論、これからタクシーや電車で旧市街までに行くことは出来る。でも、タクシーでも電車でも1時間は掛かる事を覚悟すると、旧市街には9時過ぎになるし、食事してホテルに帰るのは12時超えるだろう。翌朝も早いことから泣く泣く旧市街を諦めホテルのレストランで夕食。

これが、今回の旅行で二番目にひどい夕食となったのだけど、その話はまたローマ編で書きます。

何だかんだ文句は言ったものの、四つ星ホテルだけに部屋は広いしバスタブもありエアコンも効いていて快適。ベッドも娘用にエキストラを入れてくれた。アメニティもそれなりに高級品が使ってあるしテレビも大きい。タダで用意してくれたホテルで四つ星なら文句を言ったらバチが当たる(笑

ただ、空港のお兄ちゃんは5時位に迎えに来るといったけど、ホテルのレセプションのお姉さんは6時と言ったので、どっちなんだろう? 何時に起きたら良いのだろう? 妻は空港のお兄ちゃんを支持し、僕はそんなに早くないだろうとお姉さん説を主張。ちょっと揉めた。

最終的に5時に迎えに来る事を前提に用意はしようと言うことになり就寝。ぐっすりとは言えないけど、それなりに寝られた。すると、頼んでもいないのに4時半にモーニングコールがあった。朝が早いフライトだと分かっているので、ホテルが気を利かせてくれたみたい。ホテルのホスピタリティーは良いなー、さすが四つ星。

用意を済ませて5時頃レセプションに行くと、直ぐにチェックアウト。ミニバーを利用しなかったので、本当に無料でカードキーを返しただけで終わった。5分くらい待っていたら空港へのミニバスが来た。レセプションのお姉さんに「これに乗って良いの?」って聞いたら「どうぞ」っていうので乗り込む。

僕らのほかに10人以上いて満席になった。一人だけ乗れなかった人がいて、文句を言っていたので出発が遅れたけど、十分間に合う時間。乗れなかった人はタクシーが用意されたみたい。

午前5時半くらいのアタチュルク空港には人が群がっていた。朝の新宿駅かってくらい旅行客が大勢いてびっくり。事前の予備学習で空港内に入るだけで時間が掛かるので、余裕をもって空港に行くようにアドバイスがあったけど、確かにこの人数だと時間掛かるなーと納得した。

トルコアイス


チェックイン後にフライトまで二時間くらいあるので、昔日本でも評判になったトルコアイスを食べてみた。50TL(トルコリラ)だったかな。300円くらいで3フレーバー。バニラとチョコとピスタチオ。上に乗っている緑の粉はピスタチオです。確かに伸びる。

伸びます


イスタンブル~ヴェネツィアのフライトも快適。朝ごはんも美味しかった。スクランブルエッグの上に乗っている野菜とかサラダの野菜とか、トルコの野菜は美味しんだなと初めて知りました。

ヴェネツィア行きの朝食


海側からマルコ・ポーロ空港にはアプローチするので、機上からヴェネツィア本島が見える。窓から撮ったからはっきり写ってないけど、サンマルコ広場の鐘楼とか大運河が良く見えた。

機上から見たヴェネツィア本島


色々あったけど無事にヴェネツィアに着きました。続きはヴェネツィア編で。
なでしこJAPANがグループリーグ最終戦となる南アフリカとの試合で、グループ2位通過を狙って佐々木監督が「引き分け」を指示したことが批判的に話題になりました。サッカージャーナリストの大住良之氏の記事(http://s.nikkei.com/R5nbpO)が大方の意見を代弁していると思います(ただ、記事中の川澄への監督の指示はデマのようです)。

ただ、大住氏がメキシコ五輪の男子代表と比較している部分は、「言わなければOK」ということと同義だと感じます。ここのところは論点がズレているように思いますし、大住氏の意見が「正論」であることは認めますが、僕には別の意見があります。

また、タイミングが悪いことに、バドミントンの女子ダブルスで決勝トーナメントのドローを優位にするために、わざと負けるプレーをした中国、韓国(2ペア)、インドネシアの4ペアが失格となる処分がありました。

BUSINESS INSIDERの記事(http://read.bi/OnL7T6)によると4グループでリーグ戦を行い、A組の1位とB組の2位、A組の2位とB組の1位(以下、同じ)が決勝トーナメントの初戦(準々決勝)で当たります。世界ランクの一位と二位が中国ペアでD組に入っていたランク2位の中国ペアが、調子が悪かったのか番狂わせで二位通過になってしまったのが、そもそもの発端だったようです。

図を作って見ました(暇だなー)。

badminton.jpg

まず、C組の韓国ペアが一位通過だと世界ランク2位の中国ペアと当たるのが嫌でインドネシアに負けようとしました。インドネシアは、これに付き合ってしまったようです。理由は分かりません。

同じように、A組でも中国が負けようとしました。一位通過だと準決勝で同国同士の戦いになるのを嫌ったようです。また、韓国も2位通過だと準決勝で同国同士の戦いになるため中国の作戦に乗ったようです。

この両国の作戦が成功すると、決勝Tのドローは右のようになり、きれいに中韓でベスト4が占められます。作戦としては見事だと思うのですが、露骨にやり過ぎたようです。A組の王暁理/于洋ペア(中国)、河貞恩、金※(※=日ヘンに文)貞組(韓国)の試合です(※動画がリンク切れになったので削除しました)。

これは、さすがに酷い試合です。なお、上記のBUSINESS INSIDERの記事ではAとB組、CとC組が当たるように書かれていますが、実際のトーナメントはAとC組、BとD組の組み合わせになっています。事件後に変更があったのかもしれません。

で、本題に戻りますが、日本の「引き分け」支持もバドミントンと同じようにペナルティの対象になると大住氏は指摘していますし、そういう見方もあるでしょう。でも、このビデオを見れば、なでしこの試合内容とは全く違うことも分かるでしょう。

「負けよう」とすることと「引き分けよう」とすることは、「勝とう」としないという点では同じですが、フェアプレーの精神に関しては同じではないと思います。「負けよう」とするのはフェアではないと思いますが、「引き分け」を意図しながらもフェアにプレーする事はできると思います。

例えば、世界ランク1位の国とランク外の弱小国が予選で戦った時、弱小国は徹底的にディフェンシブに戦って「引き分け」狙いに徹するでしょう。このような「負けない」サッカーもフェアプレイの精神に反するのでしょうか。

なでしこの場合は、立場が逆で世界ランク上位のなでしこが引き分け狙いに行ったから、上記の例とは事情が違うと言われるかもしれません。では、弱いチームは守りに徹しても良いけど、強いチームはダメというのはフェアでしょうか?

なでしこは世界一になりましたが、南アフリカと絶対的な力の差があるとは言えません。フィジカル面では確実に劣っているのを、テクニックとチーム力でカバーしているだけです。

大住氏は一戦一戦に全力で勝ちに行くのが「なでしこ」のサッカーであると決めつけていますが、それは自身の「美学」なのではないかと思います。確かにそういうサッカーは美しいかもしれませんが、美しくても負けたら選手たちには得るものがありません。大住氏の意見は、部外者の「願望」と言ったら言い過ぎでしょうか。

オリンピックで金メダルを狙うチームは一戦一戦ではなくトータルで戦う戦術が要求されることも事実です。男子スペインは日本との初戦で戦略を間違えた結果、予選敗退したとも言えます。

なでしこのようなフィジカル面で圧倒的に劣っているチームは、途中のロスを極力少なくすることは重要でしょう。また、決勝Tの組み合わせも重要です。様々な事を考えて金メダルを目指すために佐々木監督が出した結論が「引き分け」だったのでしょう。

それを言わなくても良い試合後にわざわざ口にしたのは、佐々木監督の覚悟だったと僕は感じました。批判されることが分かっていて言ったのですから、大住氏が指摘するように次の試合でなでしこが完璧な勝利を収めると信じているのだと思います。

また、スウェーデンと引き分け、格下(と言われている)南アに引き分け、グループ二位通過になったことへの批判や「なでしこ大丈夫か?」と言うに違いないマスコミ報道への予防線とも言えます。

批判は全て監督が引き受ける覚悟なのでしょう。指導者として立派だと思います。監督の信頼に応えて、なでしこはブラジルに絶対勝ってくれると僕も信じています。
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