FC2ブログ
日本酒やグルメ、ダイエット等、興味のあることを色々ご紹介します。

フランス最終日(帰国の前日)は、娘が行きたいと希望したので、モンサンミシェルに行きました。

michell_8_small.jpg


昨日のブログでルーブルのツアー客を悪く行った手前、言いにくいのですが現地ツアーに参加しました (。-_-。)

「モンサンミッシェル日帰りツアー 港町オンフルール訪問<オムレツ昼食付きプランあり/Wi-Fi付バス」と言う現地ツアーで日本人の添乗員が付き、別の日本人の現地ガイドも付くツアーです。

でも、オプションがあって僕らは昼食・ガイドなしで往復のバスだけにしました。なにしろ、団体行動の苦手な我が家ですから、ツアー・ガイドの後を金魚の○○のように付いて回るなんて苦痛以外の何物でもありません。昼食付きなどにしようものなら、お決まりの料理と決まった飲み物が出てくるだけです。好きな料理も好きなワインも飲めず、食べたくもないデセールが出てくるに決まっています。

また、バス利用だけなら127ユーロ/大人ですが、昼食ガイド付きになると175ユーロ/大人です。二人だと96ユーロも違います。96ユーロあれば、好きな料理に好きなワインが飲めます。

更に周りの皆さん(マダム多し)の「美味しいわー」などという益体もない戯言(失礼)を聞かされながらの食事なんて、阿鼻叫喚の地獄絵図です。これまで、何回もそういう団体さんたちのランチに遭遇した実体験からのこれは推測です。あくまでも推測なので、けっしてこのツアーを貶める意図はございません。

現地のオフィスの集合時間が、朝の7時10分にバス会社に集合し7時20分に出発なので、ホテルを6時半に出ました。

michell_4_small.jpg

早朝のマドレーヌ寺院。

michell_5_small.jpg

ロワイヤル通りから朝焼けのコンコルド広場を望む。遠くにオベリスクが見えます。

集合から出発までが10分しかなく、参加者がトイレに行列を作っています。行けなかった人も居たんじゃないかな。なにしろ、モンサンミシェルまで途中のトイレ休憩が一回ありますが、約4時間以上の長旅です。これは、あくまでも予定でハイウェイが混んでいたら、この限りではありません。やはり、バス旅行の場合、トイレは最重要課題と言えます。

バスにトイレは付いているのですが、添乗員の女性から「本当に緊急時以外は使用禁止です」とのアナウンスが出発直ぐにありました。折角付いているのに「なんで?」と思いましたが、トイレが付いているので心理的には楽になりました。

恐れていた渋滞もなく、トイレ休憩のための港町オンフルールにほぼ定刻通り、10時位に着きました。

michell_6_small.jpg

小さな港町ですが、それほど見どころはなくハイウェイの休憩所でトイレ休憩して、真っ直ぐモンサンミシェルに向かった方が良かったと思いました。他の方々が散策している間、僕と娘は港に臨むカフェでレモネードなど飲んで時間を潰していました。

オンフルールを出発して2時間半くらいでモンサンミッシェルに着きました。ご存知の方も多いでしょうが、モンサンミシェルは、小さな入江(サン・マロ湾)に浮かぶ小島で島全体が修道院になっているカトリック信者の巡礼地の一つで世界遺産にもなっている「西洋の奇跡」です。

入江の手前の陸地は牧草地で羊さんがたくさん放牧されています。陸地とモンサンミシェルとは、橋で結ばれています。環境を守るためだと思いますが、橋から2キロ弱のところにホテルやレストラン、お土産屋、ツーリスト・インフォメーションなどの観光客用の施設があります。

この施設に駐車場もあるのですが、ホテルの宿泊者やレストラン予約者しか利用できず、それ以外の観光客は個人客も団体さんも、かなり遠くの駐車場を利用することになるので車で行かれる方は注意が必要です。

ツアーの皆さんは、僕ら以外は昼食・ガイド付きなのでバスから降りてから別行動です。

モンサンミシェルは、ノルマンディー地方とブルターニュ地方のほぼ境目にあります。この地方の名物料理で、僕がかねて食べたいと思っていた「プレ・サレ」を出すレストランがあります。店名もそのままの「LE PRÉ SALÉ(プレ・サレ)」です。プレ・サレとは、ようするに仔羊のお肉の事です。この地方の羊は、潮風を浴びた牧草を食べて育つため、肉に潮の香りがついていると言われています。

この潮の香りが、グリルした肉に独特の素晴らしい風味を加えると言われています。とても、希少なお肉でフランスでも現地でないとなかなか食べられないと言われていて、日本では、過分にして知りませんが、恐らくいつも用意しているレストランは無いと思います。

michell_1_small.jpg

僕が頼んだプレ・サレの「ロイン(背肉)」と「ラック(骨付きリブロース)」のグリル、38ユーロ。

michell_2_small.jpg

娘が頼んだ、「サーモンのグリル 赤ワインソース」、19.5ユーロ。

プレ・サレの焼き方は「ミディアム・レア」でお願いしたけど、けっこう火が入っていた。当時のレートで5000円弱だから、現地とは言え観光地価格なのかな? けっこう良いお値段だと思います。僕のベロ(舌)では「潮の風味」は、感じられませんでした。直火で焼いてるので焦げた匂いはしましたけど・・・。

娘のサーモンは、美味しかったようです。この辺りは、魚介類が豊富に獲れます。他のお客さんが注文していたシーフードの盛り合わせが、海老やら貝やらがテンコ盛りで美味しそうでした。また、リンゴも名産ですから、リンゴの発泡酒のシードルや、焼き菓子が名物です。

michell_3_small.jpg

折角なので、リンゴの焼き菓子「タルトタタン」も注文してみました。これは、8ユーロ。この他にシードルも1本頼んで合計で80ユーロ位だったと思います。

レストランの向かいからモンサンミシェル行きの無料シャトルバスが出ていますが、歩くことにしました。ゆっくり歩くと橋まで45分くらいかかりますけど、潮風に吹かれながらだんだんと大きくなって来るモンサンミシェルを眺めながらの散歩は楽しいものです。なにしろ、娘と一緒ですから、父親冥利に尽きますね。娘と散歩するなんて、何年ぶりだろう。老後の思い出が増えました。

ツアーなので帰りの時間は決まっています。適当な時間までお土産物屋で買い物をしてバスに戻りました。この日は、フランスの連休の最終日で天気も良かったのでパリっ子達は海水浴に出かけたようです。そのため、帰りは大渋滞でパリに着いたのは23時を回っていました。

明日は帰国日です。最終日は、実にハードな一日でした。
パリに戻って二日目、今日はルーブルです。

僕にとって、パリと言えばルーブル美術館です。入場まで並ぶというので、ネットで9:30入場を予約しました。

朝食は、ラデュレ。パリの朝食と言ったらラデュレでしょう。ホテルからルーブルに向かう途中にある、マドレーヌ広場に程近いパリ・ロワイヤル店は、朝の8時からやっています。ラデュレでゆっくりと朝食を楽しんで、ルーブルに向かう、何と贅沢なプラン。

ラデュレの朝食では、やはり、何と言ってもフレンチ・トーストを食べたい。それも、薔薇の香り一杯のロゼを頂きたい。8時の開店と同時に入店。空いてます、と言うか他には誰もいません。ゆっくり、のんびりと朝ごはん。

ロワイヤル通りをコンコルド広場に向かって行くと、何やらバリケードがあり軽機関銃持ったお巡りさんに追い返されました。結構な距離歩いたのに、またサントノーレ通りまで戻って途中から右折してリヴォリ通りへ入り、ルーブルに向かっていくとサイクルロードレース好きにはお馴染みの金のジャンヌ・ダルク像があります。

jeanne_small.jpg


ツール・ド・フランスの最終日、パリ・シャンゼリゼ決戦。パリの周回コースでセーヌ河の下を通りトンネルを抜けてコンコルド広場に向かって左折するところに、この金のジャンヌ・ダルク像はあります。現在、2019年のツール・ド・フランスはピレネーの山岳コースに入っていて、ちなみに今日はツール・マレです。後、1週間くらいでシャンゼリゼに帰ってきます。

louvre_1_small.jpg

ルーブル美術館に着くと、早くも行列ができています。でも、予約しているから並ばないで済むと思ったのですが甘かった。並んでいる人達皆さん予約組。予約していても並ばないと入れない。何なんでしょうね。

並ぶこと30分弱、セキュリティチェックも終えて漸く中に入れました。美術鑑賞は独りで周るものだと思うのです。なので、娘とはサモトラケのニケのところを待ち合わせにして別れました。

目指すのは、リシュリュー翼2F展示室837です。

ここに、フェルメールの「レースを編む女」が展示されています。ダ・ヴィンチ以降のヨーロッパ絵画で一人を挙げろと言われたら、迷わずフェルメールと言います。ルーブルには、この「レースを編む女」と「天文学者」のフェルメール作品が2点あります。

ルーブルの学芸員も分かっていて、「レースを編む女」の前にはソファが置かれています。「座ってゆっくり鑑賞して下さい」、と言うことでしょう。朝一でもあり、他の入場者たちは「ジョコンダ」や「ミロのビーナス」などを観に行っているのでしょう。展示室837に居るのは僕一人、誰にも邪魔されず、ゆっくりとソファに座り眺めていられました。

この瞬間、間違いなく僕は人生の中で最も幸福な時間を過ごしていたと思います。許されるなら、このまま石像と化して永遠に眺めていたい、フェルメールを永遠に眺めていられるなら、これほど幸せなことはありません。僕が大金持ちだったら、死ぬ前の1か月間、ルーブルに100億円くらい払ってでもフェルメールを借り受けたい。

哀しいかな、そんな幸せな一時は長くは続きません。

30分もすると悪名高き某国のツアー客様がガイドを先頭にドヤドヤと入ってきます。そして、僕と絵の間に遠慮会釈なく壁を作り我先にとスマホをかざして写真を撮られ、5分くらいでしょうかね、またドヤドヤと部屋を後にしていきます。たぶん、有名な絵の前で同じことを繰り返しているのでしょう。

何をしに来ているのでしょうね?

2時間くらい「レースを編む女」の前に座っていたのですが、数組の団体客様が来られ、判に押したように同じ行動をして行かれます。

本当に、何をしに来られているのか。ここはルーブル美術館、そしてフェルメール、もっとゆっくり観ろよ、と言いたくなります。

娘との待ち合わせ時間が近づいてきたので、一応は彼女に敬意を表して「ラ・ジョコンダ」を観にドゥノン翼2Fへ向かいます。前回、来たのはもう20年近く昔になります。その時と異なり、彼女だけ一室を与えられていました。そして、防弾ケースの中に鎮座ましましておられます。

部屋の前の回廊には、同じくダ・ヴィンチの手による「岩窟の聖母」「洗礼者ヨハネ」「聖アンナと聖母子」が無造作に並んでいる。同じ作家の代表作なのに、この扱いの差は何なんでしょうね。でも、防弾ケース越しではなく、ゆっくりと鑑賞できるのはありがたい。「岩窟の聖母」の方が、作品としては上だと思うんだけどなぁ。

ランチの時間を過ぎているので娘と落ち合ってルーブル美術館内にあるアンジェリーナへ。テラス席に案内してもらい、クロク・ムッシュやウフ・アン・ムーレット(ここのはトーストに乗せるタイプ)、ロゼワインなど。

louvre_2_small.jpg

アンジェリーナでは、お約束のモンブラン。

louvre_3_small.jpg

それから、駆け足でルーブルを周ったのだけど全体の1割も見ていない。本当に、ルーブルの全作品を鑑賞したいと思ったら誇張じゃなくて最低でも1カ月は必要だと思う。

ルーブルだけじゃないけど、ヨーロッパの美術館が素晴らしいと思うのは収蔵作品もそうだけど、それを自由に模写できる。今回も、画学生らしき若者や趣味で絵を描く年配者達がイーゼルを立てて模写をしていた。国立近代美術館や国立博物館でもできるらしいけど、やっている人を見た記憶はない。

でも、ルーブルには行くたびに必ずいる。芸術が生活の一部になっているから、ルーブルのような世界的な美術館でも開放しているのだと思う。我が国の団体さんとの彼我の差を見せつけられ、芸術鑑賞に関しては悲しいかな三等国だと思った。

明日は、早朝集合でモン・サン・ミッシェルへと向かいます。父と娘のフランス旅行も終わろうとしています。
ディジョンを後にTVGに乗り込みパリに戻ります。帰りのTVGは2等車です。でも、来た時の1等車と同じ料金。2等車は1等車と比べると当たり前ですが狭い。同じ料金でここまで違うのなら、帰りも1等車にすれば良かった。

リヨン駅からホテルまではタクシーにしましたが、地下鉄の方が早くて安かった。トランクをガラガラ運ぶ手間はありますけど。タクシーは、何故かセーヌ川を渡って行きます。ホテルはリヨン駅と同じセーヌ河右岸にあります。どうやら交通規制のため、遠回りしなくてはならないようで、お陰で燃えてしまったノートルダム大聖堂を窓越しに見られました。尖塔は焼け落ちていましたが、石造りの教会は無事でした。

ホテルは、治安の良いところを選びました。パリ8区、フランス大統領のお住まいのエリゼ宮から通り一本裏側のデザイナーズホテルです。このホテル、なかなか良かったです。料金もパリの中心地であることを考えたらお手頃です。

しかも、冷蔵庫の中のドリンクは無料でした。ノンアルコールだけですけど、スティルとスパークリングのミネラルウォーター、オレンジジーュス、ミルク飲料など10本くらい入ってました。

レセプションのお姉さんからパリの地図と地下鉄の路線図のブローシャ―をもらい、パリの街へと繰り出します。

まず、目指すのは昔々勤めていた会社が借りていたアパルトマンのあるサントノーレ通りです。この建物は、16世紀に建てられて17世紀にはフランス王ルイ13世の侍従医の住まいだったそうです。それで、ブルボン王朝の紋章?が壁に飾られています。

apartment_small.jpg

借りていた部屋は、3階と4階のデュプレスクでした。日本風にいうと4階と5階です。なにしろ古い建物です。確か、グランドフロアと1階が16世紀で2階と3階が17世紀、4階が18世紀に建て増しされたと記憶しています。建て増しするには市の許可が必要で当時の梁とかを残してファサードも変えられません。当然、エレベーターなんか付けられませんから、3階まで階段を上って行くしかありません。

このアパルトマンに出張の度に泊まって、パリの取引先というか知人達と毎晩のように安いワインを飲みながら語り合った思い出の建物です。娘に見せたかったんです。パリという街は、ファッションの最先端だけど古いものを大事に残している。不便さはあっても、それを超える価値を見出しているからです。我が国では京都の町屋が近いですかね。

サントノーレ通りに行ったのは、別の理由もあります。娘がモン・サン・ミッシェルに行きたいと言ったので現地ツアーに申し込みました。その集合場所がサントノーレ通りからピラミッド通りに行った先にあるので、万が一僕が行けなかったときに一人で行けるように道を教えました。

また、娘がシャンパーニュをお土産にしたいと言っていたので、サントノーレ通りにある、知る人ぞ知るシャンパーニュ・メゾンのArlauxが良いと思ったのです。が、お休みで買えませんでした。それで、酒屋チェーンのニコラスで Laurent-Perrierのロゼと DELAMOTTE を買っていました。2本で1万円強、日本で買うよりも少しだけ安かったです。

champagne_small.jpg


アパルトマンを後にリヴォリ通りからルーブル美術館の東側からフランソワ・ミッテラン通りを西へ。コンコルド橋を渡ってパリ左岸に入りサンジェルマン大通りを東に進んで行き、今回の旅で絶対に外せないブラッスリー・リップに辿り着きます。向かいには、これも外せないカフェ・フロールがあります。

カフェ・フロールで一服してからリップに行こうとも思ったのですが、平日の夕方なのに混んでいたので諦めてリップに行きました。

lipp_1_small.jpg

なには置いても、スペシャリテのシュークルート。

lipp_2_small.jpg

アンドゥイエット、付け合わせのポテトが山盛り。ブラッスリーは、こうでなければいけません。

lipp_3_small.jpg

これもスペシャリテのナポレオン・パイ。カルヴァドスかな、洋酒が利いたクリームでした。

今回の旅で文句なし、一番美味しかった。特にシュークルートの味わいは絶品以上です。これでもかとヴィネガーの利いたシュークルート、これまで食べたことがありません。ホロホロの豚肉の脂身を爽やかにしてくれます。

ジェランの立ち居振る舞いもシャンとしていて、それでいてフレンドリーで気持ちが良かった。サービスに敬意を表して少しですがチップを置いてきました。池波正太郎先生が書いていました、気持ちは形にしないと伝わらない。今回、チップを置いておきたいと思ったのは、リップだけでした。また、行きたいなー。
ブルゴーニュ編も今日で終わりです。最後は、中世の建築が建ち並ぶ美食の都ディジョン観光を簡単に紹介します。

ヴォーヌ・ロマネ村のバス停の向かいにあった道路標識。

dijon_1.jpg

ディジョンまで20km、ボーヌまで18キロとありますので、ヴォーヌ・ロマネがコート・ドールのほぼ真ん中に当たる事が良く分かります。ちなみに隣のニュイ・サン・ジョルジュまでは1.5キロ、ジュブレ・シャンベルタンまでは9キロです。バスは、定刻通りに到着しました。このバスの運転手さんは女性だったのですが、トランクを貨物室に入れてくれて親切でした。往路の運ちゃんとは大違いでした。

dijon_3.jpg

ディジョンの駅前からほど近いダルシー広場の「ギョーム門」。中世、この辺りにお城があり、その名残の門を利用して作られたそうです。門をくぐった先が、メインストリートのリベルテ通りです。リベルテ通りにはカフェやジェラッテリアやパティステリアなどがたくさんあり、ディジョン名物のマスタードの老舗(マイユとかファロ)もあり試食もできます。

道には、こんなフクロウの道案内が道路に埋め込まれています。この印を辿っていくと観光名所に辿り着けるようになっています。

dijon_2.jpg

リベルテ通りを進むと途中にカルーセルのある「フランソワ・リュード広場」を通り、1250年に建てられたゴシック建築の荘厳なノートルダム教会に着きます。

dijon_4.jpg

ファサードには、カーゴイル(魔除け)が多く飾られています。こんなに多いのは珍しいのではないでしょうか。

dijon_5.jpg

ファサードに向かって左側を周り込んでいくと、「幸運のフクロウ」象が壁にあります。もはや、原型を留めていないフクロウさんですが、左手で触ると幸せになれるそうで、何百年と触られ続けて、このようなお姿になってしまいました。

dijon_6.jpg

なぜ左手なのかというと、このフクロウさんに向かって左側の壁にサラマンダー像があり、右手で触るとサラマンダーから見えるので幸せを食べられてしまうそうです。サラマンダーからフクロウさんを隠す意味で左手なんだそうです。これは、帰国後にとあるTV番組で知ったため、サラマンダーは写真に撮っていませんでした。残念です。

dijon_8.jpg

現在は市役所と美術館になっているブルゴーニュ公爵宮殿。ディジョンで一番広いと思われるリベラシオン広場の前にあります。1365年に建てらた時はルネッサンス様式だったそうですが、ルイ14世の時代に建築家のマンサールによってゴシック様式に再建されて1680年に完成したとのことです。

dijon_9.jpg

正面の時計、うろ覚えですがフィリップ豪胆公でしたか、昔の王様が戦争で勝った時の戦利品だそうです。

dijon_10.jpg

宮殿前のリベラシオン広場です。右手が宮殿。

ディジョンを駆け足で散策しましたが、時間があればゆっくりしたいと思いました。機会があれば、また行ってみたいです。
ヴォーヌ・ロマネ村4日目ですが、早くも去る日が来てしまいました。まだまだ、回りたい所はたくさんありました。コート・ド・ボーヌにも行きたかったし、お隣のニュイ・サン・ジョルジュにも行ってません。本当に、日数が足りません。

これから、ブルゴーニュに行きたいと考えている方にジュブレ・シャンベルタン村の観光協会のブローシャ―から、畑の地図やドメーヌの地図をご紹介します(写真はクリックで大きくなります)。町の規模の大きさなのか、ジュブレ・シャンベルタンとニュイ・サン・ジョルジュの観光協会のブローシャ―はあったのですが、ヴォーヌ・ロマネや他の村は見つけられませんでした。なので、ジュブシャンだけのご紹介になります。

gevrey-chambertin_map_small.jpg

畑の地図です。紫がグラン・クリュ、オレンジがプルミエ、ピンクがヴィラージュです。

gevrey-chambertin_domaine_small.jpg

ドメーヌの地図です。緑の番号のドメーヌは、予約なしで訪問できるところで、オレンジは予約が必要、グレーは訪問不可のドメーヌです。黄色の道がグラン・クリュ街道、オレンジの道がバス通り、電車の駅(GARE SNCF)が右の方にあります。観光協会は、村の真ん中辺りです。バス停は、56番のドメーヌの辺りにあります。

gevery-chambetin-list_small.jpg

ドメーヌのリストです。面倒ですが、地図の番号と対比して下さい。アルマン・ルソーやデュガ・ピュイ、デニ・モレ、シルヴィー・エスモナン等は訪問不可です、残念です。

でも、シャルロパンやクロード・デュガ、ロシニョール・トラペ、ジャンテ・パンショ等は予約すれば行けるようです。

ブルゴーニュに行かれる際の参考になれば幸いです。
ヴォーヌ・ロマネ村滞在3日目です。

今日は、シャトー・ドュ・クロ・ド・ブージョに行ってからシャンボール・ミュジニ―村のレストランでランチ、前日行きそびれたチーズ工房のゴーグリー社に行こうと計画しました。

また、マウンテンバイクをレンタルして自転車で畑の中を走り回ります。ただ、借りたバイクの空気圧が低いので、ポンプを借りて空気を入れました。自転車のメンテナンスはあまり良くなかった。

ch_vougeot_1_small.jpg

シャトー・ドュ・クロ・ド・ブージョは、特級クロ・ド・ブージョの中にあります。12世紀に建てられたシトー派の修道院で、修道士達がワインを生産していたので、中にはワイナリーの設備があります。16世紀に現在のルネッサンス様式のシャトーが増設されました。今はワインの製造も販売もしていなくて、博物館になっています。ちなみに入場料は大人7.5ユーロです。

ch_vougeot_6_small.jpg

中庭です。この周りにワイナリーやワインカーブ、キッチンなどがあり、ブルゴーニュワイン騎士団の入団式が行われる広間などがあります。

ch_vougeot_9_small.jpg

中庭の反対側。半円形のドームの中に謎の貴婦人象が鎮座されています。何なんでしょう、良く分かりません。

ch_vougeot_8_small.jpg

謎の貴婦人。

ch_vougeot_7_small.jpg

ブドウの収穫の様子を模した象。今と変わらないように思います。

ch_vougeot_4_small.jpg

1475年ごろに造られたのブドウの圧搾機。

ch_vougeot_3_small.jpg

こちらは13世紀前半の時代の圧搾機。どちらも大きいです。

ch_vougeot_5_small.jpg

木製の発酵槽。醸造作業は一回に4トンのブドウを使ったそうです。それを8人の修道士が圧搾機の梃子(てこ)を回してプレスしていたそうです。13世紀頃までは白ワインを大量に作っていたようですが、中世になりキリスト教の布教と共に赤ワインの需要が増してきたとのこと、ワインとキリスト教は密接な関係を持っているのですね。

売店も併設されていて、お土産も売っています。シャンボール・ミュジニー村の芸術家が造ったというフクロウのラッキー・チャームをお土産に購入しました。

シャトー・ドュ・クロ・ド・ブージョを後にシャンボール・ミュジニー村のレストランに向かいます。ギド・ミシュランでビブ・グルマンに選ばれているLe Millesimeがワインも豊富にあって良さげだったので行ってみようと思いました。

グロフィエのACブルゴーニュが50ユーロくらい、村名ジュブレ・シャンベルタンで115ユーロ、1級アムルーズが310~500ユーロ、ジョルジュ・ルーミエの村名シャンボールミュジニーが145ユーロ、1級アムルーズが1250ユーロ。エマニュエル・ルジェもあって、村名ヴォーヌ・ロマネが130ユーロ、1級クロ・パラントゥが762~950ユーロ。

アムルーズやクロパラはランチでは無理だけど、100ユーロ以内でもなかなか良さげなワインが並んでいます。

が、開店時間とともに入ったのですが、予約で満席とのことで追い返されました。

仕方なく、近くのレストランのLe Chambolleに行ってみました。こちらも開店と同時に入店したので、お客さんは僕らだけ。少ししてから地元の方らしき4人組が来店しました。結局、2時間ほどいたのですがお客さんはそれだけでした。

chambolle_1_small.jpg

娘が頼んだアスパラガスとポーチドエッグの前菜。

chambolle_2_small.jpg

娘のメイン、カワカマスのエポワスソース。

chambolle_3_small.jpg

僕のメイン、ブフ・ブルギニオン。やはり、ブルゴーニュに来たら一度は食べておきたい郷土料理。牛肉の赤ワインソース煮込み。この手の煮込み料理はソースが肝で日本で同じような料理を頼むとソースの詰めが緩いものが多い。流石に地元だけあって、しっかりとしたソースで満足。

ワインは、ジョルジュ・ルーミエのクリストフさんの従弟に当たるローラン・ルーミエの村名シャンボール・ミュジニーのハーフボトル(写真が見当たらない為ありません)。ハーフでも55ユーロだった。フルだと95ユーロ。このレストランはジョルジュ・ルーミエがメインで揃っているのだけど高い。村名シャンボール・ミュジニーで195ユーロ。ランチでこの値段は出せなかった。

ローラン・ルーミエさんのワインは飲んだことが無かったので、フルボトルの価格に躊躇してハーフにしておいた。ランチだし、ハーフでもまあ良いかと。ローラン・ルーミエは初めて飲んだけど、シャンボールらしい柔らかさがあって美味しかった。

食事の後、僕は昨日買えなかったチーズをもとめにゴーグリーに行くことにしていたが、娘は興味が無いようなので、ここで分かれることにした。方向音痴の気味がある娘なので不安はあったが、まあ大丈夫だろうと思い一人で行かせてみた。

で、ゴーグリー社に行ったのだが、本日もお休み。今回は、ご縁がなかったようです。

ホテルに戻ると無事に娘と合流。でも、予想通り「道に迷った」らしい。それでも、無事に帰ってこられて良かった。
今回、コート・ド・ニュイのブドウ畑を巡って見て畑の格付けって良く分からないなー、と思いました。

ワイン好きの方なら説明の必要はないでしょうが、一応おさらい。

ボルドーのメドックでは、シャトーとそのワインが格付けされています。1855年のパリ万博に合わせて1級から5級まで、各シャトーが格付けされました。当時は「ジロンド地方の格付け」だったのですが、選ばれたワインがメドック地域に偏っていたため、後に「メドック地域の格付け」と呼称を変更しました。そのため、グラーブ地域の「シャトー・オーブリオン」が1級に残されてしまうと言う変な事になっています。誰も気にしていないでしょうけど。

それはともかくとして、シャトーとそのワインが格付けされているのは分かりやすいですが、その反面、仮にあるシャトーが畑を拡張しても格付けは変わりません。

それに対して、ブルゴーニュでは畑単位で格付けが行われています。上から、

グラン・クリュ(特級)
プルミエ・クリュ(1級)
ヴィラージュ(村名)
レジオナル(地域名 AOCブルゴーニュ)

同じドメーヌでも(絶対にあり得ませんが)仮にグラン・クリュ畑のブドウにレジオナルのブドウを混ぜたらグラン・クリュを名乗れませんし、ロマネ・コンチのブドウにラ・ターシェのブドウを混ぜたらロマネ・コンチでもラ・ターシェでもなくなりま(「ヴォーヌ・ロマネ グラン・クリュ」とかの呼称になるのかな)。

ブルゴーニュでは、同じドメーヌでも持っている畑の数だけ異なるワインがあるのが分かりにくいし、同じ畑でも複数の所有者がいるのが普通なので、生産者の数だけ異なるワインが存在するので更に分かりくくなっています。

その最も端的な例が、特級のクロ・ド・ヴージョでしょう。

vougeot_map_small.jpg

地図↑の緑のマーカーで囲んだ部分がクロ・ド・ヴージョです。見るからに広いですね。いくつかのパーセル(区画)に分かれていて名前が付いています。広さは50.59haありコート・ド・ニュイのグラン・クリュ畑では最大で、所有者は80~100名くらいいるようです(手元の資料でもバラバラ)。しかも、高低差約20mの斜面に畑がありますから上部は石灰石が薄く、中部は砂利が多く、下部は粘土質と土壌の性質も異なります。

畑の中に有名なシャトー・ドュ・クロ・ド・ヴージョがあります。その下に道があり畑を上下に分断していますし、畑の中を横切っている道もあります。それでも同じグラン・クリュの畑なんですね。ちなみにシャトーの直ぐ東側(下側)には、メオ・カミュゼの区画がありました。

vougeot_1_small.jpg

このようにクロ・ド・ヴージョは、畑の土壌も異なり畑を道が分断しているにも関わらずグラン・クリュです。

それに対して、例えばヴォーヌ・ロマネ村のプルミエ・クリュ「La Croix-Rameau (クロワ・ラモー)」。

croix-rameau.jpg

地図を見て下さい。上部にあるグラン・クリュのロマネ・サンヴィヴァンの一部に見えます。実際、現地を行ってみれば分かるのですが同じ斜面の地続きです。石垣で分かれているわけでも道がある訳でも柵で区切られているわけでもありません。二つの畑を分けているものは、物理的には何もないのです(土壌の性質が大きく異なるのかも知れませんが)。

所有者同士では、「この苗からこっちがグラン・クリュで、こっち側からプルミエ」と分かっているようです。なお。ロマネ・サンヴィヴァンは道で大きく南北に分断されていますが、両方ともロマネ・サンヴィヴァンです。

vosne_16_small.jpg

クロワ・ラモーの畑です。この石垣が右側へと続いていて、そのままロマネ・サンヴィヴァンの石垣になっています。ちなみにこの十字架は、ドメーヌ・ジャック・カシューのエチケットにも書かれていますが、ヴォーヌ・ロマネ村で一番古い十字架だそうです。ロマネ・サンヴィヴァン側から見ると、こんな感じです。

vosne_15_small.jpg

分かりにくいですね(汗 娘が歩いている道を下って行った右側がリッシュブールの石垣でその先からロマネ・サンヴィヴァンの畑が続いています。道はゆるやかに左にカーブしていて写真で途切れたところがクロワ・ラモーの写真の右端に当たります。分かるかな? ちなみに左側を大きく占めている畑は1級のスショです。

実際、昔はロマネ・サンヴィヴァンだったそうです。現在、クロワ・ラモーには3人の所有者がいますが、その中でドメーヌ・ジャック・カシューは、INAO(だったかな)にグラン・クリュへの格上げを申請しているようです。かつてはラ・グランドリュが昇格していますから、可能性が無い訳ではないでしょう。もし、昇格したら価格が跳ね上がるでしょうから、今のうちに買っておくのも良いかもしれませんね。

同じようにロマネ・コンチの畑の直ぐ上部には特級のラ・ロマネがあります。

romanee_conti_map.jpg


この二つの畑はギザギザの境界線で分かれていますが、この線に沿って畦道があります。

vosne_19_small.jpg
地図の①のところから見たロマネ・コンチの畑です。

vosne_20_small.jpg
②のところから見た写真です。

草の生えた畦道の右側がロマネ・コンチで、この先で左に直角に曲がっています。畦道の左側に少し写っているのがラ・ロマネです。分かり難くてすいません。

vosne_21_small.jpg
③のところからの写真。

このように、畦道で分かれてはいますが、同じ斜面の地続きなので何が異なるのか分かりません。でも、市場価格で10倍くらい違いますよね(笑

cros-parentoux.jpg

次に、アンリ・ジャイエさんで有名なプルミエ・クリュのCros-Parentoux(クロ・パラントゥ)の地図です。村名のLes Barreaux(レ・バロー)に飛び出ている半島のような部分は何なんでしょうね? 他の畑の境界線は直線なのに、ここだけ曲線で区切られています。ここも実際に見てみたくて畑の中を探索したのですが、分かりませんでした。「クロ」がついているから石垣があるのだと思いますが、このような曲線で囲まれた石垣は見当たりませんでした。僕の探し方が悪かったのかも知れませんけど。

レ・バローのクロパラとリッシュブールに囲まれているところの区画のワインを飲んでみたいと思いませんか?

次にボンヌ・マールです。

bonnes-mares_2_small.jpg

崖のところに「les bonnes mares(ボンヌ・マール)」と看板? がありますが、この崖の上がボンヌ・マールです。では、この崖下の畑は何でしょう?

bonnes-mares_3_small.jpg

別の角度から移した崖下の畑です。明らかに断層がありますよね。でも、地図上ではここもボンヌ・マールなんです。

bonnes_mares.jpg

娘と二人でブドウ畑の中を歩き回って来ましたけど、行ってみないと分からないことや新しい発見がありますね。ワイン好き、その中でもブルゴーニュ好きなら是非とも行ってみて欲しいと思います。

ただ、関心が薄い人にとっては、ただ畑があるだけの田舎です。娘も卒論の為に一緒に行きましたが、感想を聞くと「二度と行くことは無い」と言っていっていました。ただ、「美味しいものは一杯食べられた」とも。
ドメーヌ・ルネ・ルクレールを後に向かったのは、ジュブレ・シャンベルタン村の有名なチーズ会社Gaugry(ゴーグリー)です。ここでは、色々なチーズを作っていますが、中でも「Ami Du Chambertin(ラミ・ド・シャンベルタン)」で名を知られています。

このチーズは、ジュブレ・シャンベルタン村の特産品「Epoisses AOP(エポワス)」なのですが、同社が独自ブランドとして商標登録したものと聞いています。エポワスと同じようにマール・ド・ブルゴーニュで表面を洗って熟成させていくウオッシュタイプのチーズでエポワスと同じように臭い。その臭みとクリーミーな味わいが、ジュブレ・シャンベルタンとのマリアージュを際立たせるため「シャンベルタンの友達」という名前を付けたようです。

ルクレールさんのドメーヌから自転車で10分弱のところに同社はあります。ショップも併設されているので、ここでお土産用と自家用にチーズをたくさん買って帰る予定にしていました。

が、なんとお休み。サイトでは年中無休とあったので何でだろう? と不思議でしたが開いていないものは仕方がありません。翌日、また来ることにしてグラン・クリュ街道をヴォーヌ・ロマネ村に向かう事にしました。ドメーヌに長居したので昼時は過ぎていたのですが、空いているレストランもなく(レストラン自体少ないのですが)、余りお腹も空いていなかったので、ゴーグリー社の隣にあったスーパーマーケットでお惣菜を買う事にしました。

パテ・ド・カンパーニュや各種テリーヌ、ハム類が豊富にあり、しかも安い。全部キロ単位で価格が設定されていて、量り売りです。フォワ・グラ入りのパテでキロ当たり14ユーロ位でパテ・ド・カンパーニュもキロ8ユーロくらいだったと思います。何種類かを好きな厚さに切ってもらいました。安い地元のワインも1本買いました。

ここからジュブレ・シャンベルタン村のグラン・クリュ街道が始まります。右の建物の壁に「ROUTE DES GRANDS CRUS」を示す看板があります。

route-des-grands-crus_1.jpg

route-des-grands-crus_2.jpg

この道を進むと直ぐ右側に1級畑レ・コルボ―があります。区画の場所ではありませんが、ルネ・ルクレールとフランソワ・ルクレールの看板もありました。

rune_8_small.jpg

ジュブレ・シャンベルタン村にはブルゴーニュで最多の9つのグラン・クリュ畑があります。北から順に並べると。

マジ・シャンベルタン
ルショット・シャンベルタン
シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ
シャペル・シャンベルタン
グリオット・シャンベルタン
シャンベルタン
シャルム・シャンベルタン
ラトリシエール・シャンベルタン
マゾワイエール・シャンベルタン

このうち、ルショットは西側の丘の上の方にあり街道には面していません。また、シャペル、グリオット、シャルム、マゾワイエールは街道の東側にあり、他のグランクリュより斜面の下方に当たっています。

まず、マジ・シャンベルタンから。

mazis_1_small.jpg

mazis_2_small.jpg

そして、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ。

clos_de_beze_1_small.jpg

次にシャンベルタンです。クロ・ド・ベーズの畑もシャンベルタンを名乗れますが、シャンベルタンはクロ・ド・ベーズを名乗れないそうです。良く分かりませんが、そうなっています。ここからシャンベルタンの看板。この向こうに広がっているのがシャンベルタンです。

chambertin_1_small.jpg

chambertin_2_small.jpg

ここ↑がドメーヌ・ロシニョール・トラペの区画です。我が家にも1本だけあります。この畑から作られたんだと感慨も一入です。

少し行き過ぎました。少し戻ってクロ・ド・ベーズのグラン・クリュ街道を挟んで向かいにシャペル・シャンベルタンとグリオット・シャンベルタンが並んであります。

chapelle_small.jpg

griotte_small.jpg

そしてシャンベルタンの向かいが、シャルム・シャンベルタンです。

charmes_small.jpg

ラトリシエールの畑は写真を撮り忘れたようです。最後にマゾワイエール・シャンベルタン。

mazoyeres_small.jpg

ジュブレ・シャンベルタン村からモレ・サンドニの村に続きます。

morey_small.jpg

まず、クロ・ド・ラ・ロッシュ。

clos_de_la_roche.jpg

特級クロ・ド・ラ・ロッシュの向かい側(街道の東側)に、プルミエ・クリュのクロ・デ・ゾルムがあります。道を挟んではいますが、地続きの畑で評価の高いプルミエだそうです。良いワインしか買い付けないルシアン・ルモワンヌも2016年にリリースしていますから、馴染みはないかもしれませんが、見つけたらお買い得かも知れません。

clos_des_ormes_1_small.jpg

clos_des_ormes_2_small.jpg

モレの街中に入るとクロ・デ・ランブレー、クロ・ド・タールが並んでいます。

lambrays_small.jpg

clos_de_tart_small.jpg

さらに街道を進んでいくとシャンボール・ミュジニー村に入ります。

chambolle-musigny_small.jpg


モレの村にも一部属していますが、ボンヌ・マール。ここは、憧れのドメーヌ、コント・ジョルジュ・ド・ヴォギエの区画です。

bonnes-mares_1.jpg

シャンボール・ミュジニー村は、村のモレ側とブージョ側にそれぞれグラン・クリュがあり、真ん中はプルミエですが、特急と肩を並べるクオリティと人気の畑、レ・ザムルーズ(Les Amoureuses)が特級ミュジニの向かい側、地続きであります。

amoureuses.jpg


まずは、ヴォギエのミュジニー。

musigny_small.jpg

さて、レ・ザムルーズの畑の区画線を良ーく見ると、お隣のオードワの畑が食い込んでいる区画がありますね。この区画、アムルーズと言っても良いような気がするのですけど、この区画のオードワの所有者のワインを飲んでみたいものです。オードワは、アムルーズの半値以下の価格で買えますから、見つけたらお買い得だと思いますよ。あの、グロフィエもリリースしています。

駆け足で、ミュジニーまで来ました。続きは次回に。
ブルゴーニュ滞在2日目は、ジュブレ・シャンベルタン村のドメーヌ・ルネ・ルクレールへ訪問しました。ブルゴーニュに行くのなら、やはりドメーヌには行ってみたい。それで、いくつかのドメーヌにコンタクトを取ったのですが、なかなかアポイントが取れません。

そんな時、馴染みの小売店のスタッフがドメーヌ・ルネ・ルクレールの現当主フランソワ・ルクレール氏(ルネさんの息子)のパートナーの方と知り合いで、コンタクトを取ってくれてドメーヌ訪問のアポイントが取れました。

泊まっているホテルで自転車をレンタルし、これも長年の夢だったグラン・クリュ街道を自転車で走ってジュブレ・シャンベルタン村のルクレールさんのところまで行きました。ヴォーヌ・ロマネ村からは約10kmくらいの距離です。

まずは、ドメーヌ・ルネ・ルクレール訪問から書きます。

アポイントは10時半だったので、1時間くらいは掛かるだろうと予想して8時半くらいに朝食。

vosne_14_small.jpg

我が家では、いつもは朝食無しで部屋を予約します。それは、イタリアでもパリでも早朝からカフェやバールが開いていて、そこで食べたほうが良いと思っているからです。しかし、ヴォーヌ・ロマネ村にはカフェやバールがないのです。畑以外、本当に何にもありません。日本のようにコンビニが24時間開いているのが奇跡に思えます。

それで、朝食付きで予約しました。よくある、バイキング式の朝食ですが、パンの種類も豊富でフルーツやスクランブルエッグ、スモークサーモンにブルゴーニュ地方の伝統的なハム(↑の写真のサーモンの下にある直方体のもの)など、なかなか食べ応えのあるものでした。僕はスモークサーモンが好きなので、そればかり食べていました。ドリンクもフルーツ・ジュースが数種類あって良かった。

レンタル自転車は、前3枚後ろ7枚のギアがあるマウンテンバイクでした。さすがは、ツール・ド・フランスの国です。ママチャリではありませんでした。電動アシスト自転車もあるのですが、サイクルロードレースのファンである僕が、マシン・ドーピングの自転車で聖地を走る訳には行きません。

とは言え、グラン・クリュ街道はアップダウンがけっこうあって、娘は苦労したみたいです。若いのに体力無いなー。本人も、体力の無さを実感したのか「日本帰ったらジムに通う」と言っていました。

さて、アポの時間にドメーヌに着き、フランソワさんにドメーヌを案内して頂きました。

ドメーヌの裏庭のブドウ。まだ、小さい。

rune_3_small.jpg

ワイン蔵です。2018年の樽です。ちなみに、グラン・クリュのグリオットは1樽しかないとのことでした。貴重です。

rune_1_small.jpg

rune_5_small.jpg

rune_4_small.jpg

ルクレールさんのワイン・ラインナップです。

ACブルゴーニュ
村名ジュブレ・シャンベルタン
村名ジュブレ・シャンベルタン クロ・プリウール
プルミエ・クリュ ラヴォー・サンジャック
プルミエ・クリュ コンブ・オー・モワ
プルミエ・クリュ シャンポー
プルミエ・クリュ コルボー(フランソワさんの畑)
グランクリュ グリオット・シャンベルタン

rune_6_small.jpg

メインの畑の地図で、黒くマーカーで塗ってあるところが、ルクレールさんの区画です。フランソワさんが個人で持っているプルミエのコルボーは、グランクリュのマジ・シャンベルタンの真横で接しています。

rune_7_small.jpg

たぶん、この真ん中の畦道から右がフランソワさんのコルボーで、左がマジ・シャンベルタンです。殆ど、マジ・シャンベルタンと言って良いのではと思ってしまいます。だって、地続きじゃん。

ルクレールさんのグラン・クリュ グリオット・シャンベルタンがこちら。

griotte_small.jpg

ドメーヌを案内していただいてから、試飲です。ブラジルから来られたご家族とご一緒でした。まずは、フランソワさん個人の畑のワインから試飲しました。ドメーヌ・ルネ・ルクレールの畑とは別にフランソワさん個人で所有していて、ドメーヌ・フランソワ・ルクレールでリリースしているワインです。村名ジュブレ・シャンベルタンとプルミエのコルボーの二種類があります。

ルネ・ルクレールのワインは、クラシックなスタイルでエレガントなブルゴーニュだと思います。フランソワ・ルクレールのワインは、更にエレガントな方向性を感じました。

ルネ・ルクレールのワインは、畑名付の村名ジュブレ・シャンベルタン プリウールを垂直試飲出来ました。最新の2017年から、娘の誕生年の1997年(ワイン蔵から持って来てくれました)、ブラジルご一家の娘さんの誕生年の1988年。この村名畑は、フランソワさんが言うには、「とても立地が良いから、他の村名畑のワインとブレンドしないで単独畑でリリースしている」とのこと。

実際、素晴らしいワインでプルミエのコンブ・オーモワよりも好みでした。ジュブレ・シャンベルタンのワインは、熟成して真価を発揮するワインだと思います。村名プリウールも最新ヴィンテージよりは、1997年、1988年の方が美味でした。

フランソワさんの村名ジュブレ・シャンベルタンとプルミエのコルボ―を3本ずつ購入して送ってもらう事にしました。

今回、ブルゴーニュに行くのだからワインも買って帰ろうと思っていました。日本よりは安いのではないかと、甘い期待をしていたのですが、ワイン・ショップの価格は日本と変わりません。ブルゴーニュやディジョン、パリのワインショップ何件か行きましたが、日本と同じように高いですし、有名所のブルゴーニュはありませんでした。唯一、ディジョンのワイン屋にはティボ・レジェ・ベレールのニュイ・サン・ジョルジュ ル・サンジョルジュがありましたが、160ユーロだったか日本よりも高かった。

ほとんどのワイン屋で有名ドメーヌのものは売っていません。ヴォーヌ・ロマネのワイン屋さんなら、DRCやジャイエは無理でもエマニュエル・ルジェやグロ・ファミリーなど買えるのでは思っていましたが、ありません。ジュブレ・シャンベルタンのワイン屋ならアルマン・ルソーやトラペ、シャルロパンなどあるかと思ったけどないです。シャンボール・ミュジニィにはワイン屋すら見当たりませんでした(探せなかっただけかも知れません)。

そのかわり、レストランにはあります。後述しますが、食べに行ったシャンボール・ミュジニ村のレストランでは、ジョルジュ・ルーミエがたくさんありましたが、村名で195ユーロでした。

現地に行けば、希少なワインが安く買えると思わない方が良いです。残念ですが。
憧れのロマネ・コンチの畑からグランクリュ街道を北に向かうと左手にはリッシュブールの畑が広がります。

vosne_3_small.jpg

畦道の左側がロマネ・コンチで右側がリッシュブール。リッシュブールの畑の中を散策していると馬を使って耕しているヴィニョロンに出会いました。

vosne_6_small.jpg

vosne_5_small.jpg

どこのドメーヌか分かりませんが、今でも馬を使っているんですね、ちょっとびっくり。

リッシュブールから道を下って行くと右側がロマネ・サンヴィヴァンで左側がプルミエのスショです。そこから、村の中心部へ降りていくとデギュスタシオン(試飲)できるドメーヌ・ゲルベがありました。ワイン売り場も兼ねている店内で試飲しました。一人12ユーロでブルゴーニュ・オーコート・ド・ニュイ、村名ヴォーヌ・ロマネ、1級プチ・モンの3杯を試飲出来ます。けっこう、お得かも。

gerbet_1_small.jpg

ブルゴーニュ・オーコート・ド・ニュイ。これはゲルベさんでもドメーヌものではないみたい。3種類ともワインの色味は、まさにピノ・ノワール。香りも僕が好きな煮詰めた砂糖大根の甘やかな雰囲気が感じられる。

gerbet_2_small.jpg

村名ヴォーヌ・ロマネはドメーヌ物。なかなか力強い味わいだった。2016だから若いけど、熟成したら楽しみな感じ。

gerbet_3_small.jpg

プルミエのプチ・モンは、とてもシルキーな味わい。かつて、ジュブレ・シャンベルタンを「絹のズボンを履いたキリスト様が滑るような」(うろ覚え)と、そのシルキーな口当たりを評した文言を見た記憶があるけど、このプルミエもそんな印象を受けた。格付けによる違いが良く分かって面白かった。

そろそろ、ディナータイム。本当はホテルの隣のレストランに行きたかったのだけど、残念ながら休みで仕方なくホテルのレストランに行くことにした。

モンジャール・ミュニュレが経営しているから、同ドメーヌのワインがリーズナブルに提供されているのかと思ったけど、さにあらず。なので、ワインリストをめくりながら値頃感があり、僕が大好きなドメーヌ・ジャック・カシューの村名ヴォーヌ・ロマネ レ・ゾルムをチョイスした。85ユーロだから約1万円。

cacheux_small.jpg

果実味がたっぷりで時間と共に少し土のニュアンスもでてきて楽しめた。やはり、ジャック・カシューは良いワインを醸すなー。

料理は、娘の前菜。ポーチドエッグにサーモンのマリネ。

lavintage_3_small.jpg

僕は、ブルゴーニュの前菜の定番のエスカルゴ。

lavintage_4_small.jpg

メインは、娘が仔牛のテンダーロイン、ズッキーニとカリカリ野菜

lavintage_2_small.jpg

僕が、キャラメリゼした仔牛のロースト、ポートワインと黒スグリの実のソース

lavintage_1_small.jpg

思ったよりも美味しかったけど、量が多すぎた。特に僕のメインの仔牛は多すぎて残してしまったくらい。

ちなみにお会計は185ユーロ。今回の旅行で一番お高かったけど、憧れのヴォーヌ・ロマネ村の初日のディナーだから良しとした。