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ヴェルデッキオ ラベルのない王冠で栓をされたボトルの中身は、イタリア・マルケ州の白ワイン「ヴェルデッキオ」です。

 僕のワインの原点とも言えるのが、この「ヴェルデッキオ」なのです。ワインとは何かを体験したワインです。

 名だたる名醸ワインよりも、イタリアの片田舎の農家のおっさんが造ったラベルもない、この「ヴェルデッキオ」の方が大切なワインです。

 イタリアの友人Bassiが、来日の度に手土産で持って来てくれます。
 Bassiとマルケ州については、母屋のWEBサイトのイタリア紀行を読んでね。

 「ヴェルデッキオ」自体は、日本でも買えます。マルケ州のDOCワインで「ヴェルデッキオ・ディ・カスティレ・ディ・イエジ・クラシコ」が一番流通していると思います。造り手にもよりますが、通常2000円はしません。また、直輸入しているファミレスのサイゼリアでは、フルボトルで¥1,000です。

 世の中のワイン通の方々がヴェルデッキオを語ることは、まずないでしょう。「ヴェルデッキオ」と言う葡萄品種は、爽やかな酸味が取り得の飲みやすいワインなので、あれこれと薀蓄を垂れながらワインを飲みたいスノッブには、向かないワインです。

 この「ヴェルデッキオ」は、輸入されているような高級品ではなく、Bassiの近所の農家のおっさんが自宅で造っているワインです。おっさんが造ったワインを近所の人達が自宅用に大きなガラス瓶(日本酒の斗瓶のようなもの)で買い、自宅のセラーで瓶詰めしています。Bassiも自分で王冠を打栓しています。

 10年近く前、Bassiに連れられてこの農家に行き、葡萄畑を見下ろしながら農家のおっさん達と生ぬるい「ヴェルデッキオ」を飲みました。

 それまでの僕は、世のワイン・スノッブと同じように「芸術品」としてのワインを楽しんでいました。この時に初めて、イタリアのワイン文化の一端に少し触れ、ワイン観が大きく変わりました。

 ワインは、ヨーロッパの文化です。その土地に根付き、土地の人々の生活と分かちがたいものです。Bassiが持ってきてくれる「ヴェルデッキオ」を飲むたびに、あの時飲んだヴェルデッキオの生ぬるさと眼下の葡萄畑が思い出されます。
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