日本酒やグルメ、ダイエット等、興味のあることを色々ご紹介します。

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 平成16酒造年度のデータでは、清酒の全製造量中に「増醸酒(三増酒)」が占める割合は17.3%(アルコール20度換算)です。これは、「本醸造酒」よりも多い数字です。しかし、白米の使用料は全体の8.8%に過ぎません。最もコストの掛かるお米を減らして、他のものを加えて増量しているお酒が「三増酒」であり、それでも「日本酒」として流通している。やはり、おかしいと思います。
 これまで、「三増酒」のことをくどいくらい書いてきましたが、それは「普通酒」=「三増酒」だと思われている方も多いのでは、と思ったからです。
 「普通酒」には、糖類は添加されていません(酸類は添加されているものもあるようです)。また、醸造アルコールの添加も白米1トンにつき225.5Lで、これは「増醸酒」の3分の1弱です。特定名称酒の醸造アルコール添加の上限のほぼ倍の使用量ですが、白米1トン辺りの製造量は約2.8KLで、本醸造酒の2.4KLに近い数字です。醸造アルコールを多く使ってはいますが、まだ許容範囲内のお酒と言えるのではないでしょうか。
 なにより、「普通酒」の製造量は、清酒全体の約50%を占めます。最も飲まれている(製造量=消費量ではありませんが、100%消費されたと仮定して)日本酒なのです。
 昨年まで、僕自身が特定名称酒しか飲んでいませんでしたし、「普通酒」に殆んど関心はありませんでした。また、特定名称酒の中でも注目しているお蔵さんのお酒が、もっと知られれば日本酒人口も増えていくと思っていました。これは、今でも思っています。まっとうなお蔵さんのまっとうな特定名称酒は、美味しいです。「日本酒」=「まずい酒」と思い込んでいた人々も、これらのお酒を飲めば、考えが絶対に変わると信じています。
 しかし、残念なことに「特定名称酒」の製造量は全体の32.5%にしか過ぎません。しかも、毎年製造量が減少しています。加えて、お値段もそれなりにします。一升3,000円前後のお酒を日常的に飲める人は限られます。酒飲みであればあるほど、量を飲むためには安価なお酒を飲まれると思います。やはり、特定名称酒は一部の地酒ファンと価格にかかわらず高品質の物を選ぶ人々向けのお酒なのではと思うのです。
 東京などの都会で人気の地酒も、地元では普通酒が飲まれていると言う話は、蔵元さんから良く聞きます。これまで、挙げてきたデータは、あくまでも全体の平均値ですから、特定名称酒並みの精米歩合で醸造アルコールの添加も使用白米の10%以下の「普通酒」もあると思います。
 先日、飲んだ「来福」の普通酒は地元でのみ売られていて一升1700円だそうです。かなり甘口のお酒でしたが、食中酒として飲めば、全く気になりません。というか、美味しかった。この酒なら、毎日飲んでも良いと思いました。
 家では「普通酒」を飲み、銘酒居酒屋では特定名称酒を飲む。こういうスタイルが定着すれば、日本酒の消費量は増えていくのではと期待しています。
 全国のお蔵さん、美味しい「普通酒」を造って下さい。
コメント
この記事へのコメント
こんにちは~。同じFC2ですね♪
ところで・・・そうなんです!
私の周りの人でも、日本酒苦手と言っていても、いざ飲ませてみると「え?こんなに美味しいの?」と言うのです。美味しさをわかってもらえてうれしい気持ちと、ちょっとくやしい気持ちが交差しますねー。
2006/02/03(金) 23:17 | URL | ユキ猫 #-[ 編集]
ユキ猫さん、コメントありがとうございます。
まっとうな日本酒を飲めば、ほぼ全員が「美味しい」と言います。
これまで、どれほどひどい「日本酒」を飲まされてきたのか。日本酒ファンの一人として残念でなりません。
2006/02/04(土) 12:59 | URL | papaci #-[ 編集]
おはようございます。
私がネット通販で購入しているのは特定名称酒になるのでしょうね。
今まで普通酒というものを省みた事がなかったです。
確かに出張に行ったときとかに行く先で飲んだ地元のお酒は美味しかったですし、今後はそういう観点からもお酒を考えてみようと思いました。
でも、今住んでいる石川県では、そんなに選択の余地がないのです。
やはりネット通販では特定名称酒がメインになっているのでしょうか。
2006/02/05(日) 04:08 | URL | りえぞう #-[ 編集]
>りえぞうさん
こんにちは。そうですね、お蔵さんのサイトでも商品一覧で意識的に「普通酒」は避けているように感じます。
また、通販の場合は「通信販売酒類小売業免許」が必要なのですが、売ることができるのは「地元で容易に買うことが出来ない酒類」という縛りがあるため、地元で普通に買える「普通酒」は載せていないのかも知れません。
2006/02/05(日) 11:37 | URL | papaci #-[ 編集]
ええ!
思わず声が出てしまいました。
と、言うことは流通のない地域の住民は本当に選択の余地がないのですね。
でも、何でそんな縛りがあるのでしょう?
価格の維持でしょうか・・。
2006/02/06(月) 08:53 | URL | りえぞう #-[ 編集]
通販
お酒を通販で販売する場合の「通常容易に手に入らない酒類」の定義は、かなり曖昧です。一応「地酒」はOKなのですから、地方蔵の「普通酒」も売って良いのだと思います。が、地元で簡単に手に入る「普通酒」をお蔵さんが自主規制しているのかも知れません。
現実問題として、わざわざ送料を払って「普通酒」を通販で買いたい消費者も居ないと考えているのかも知れません。
2006/02/06(月) 18:56 | URL | papaci #-[ 編集]
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