日本酒やグルメ、ダイエット等、興味のあることを色々ご紹介します。

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ビフテカ チヴィタノーヴァ・マルケに着いてアントネロの家での最初の夜の晩餐です。ダイニング・キッチンの暖炉では、薪が燃えていましたが、その火が熾き火になったところで金網を敷いてメインデッシュの肉を焼きます。

 肉を焼くのはホストの役目ですから、アントネロが焼いていました。メインが焼き上がるまでは、アンナリータの手料理を頂きます。マルケ州になじみのある人は少ないと思います。アドリア海側の中部イタリアで、州都はアンコナと言うところです。

 アントネロの家は、チビタノーヴァ・マルケというアンコナから南に30キロくらいのところにある小さな町です。一応、イタリアのリゾート地の一つですが、関東で言えば湘南や九十九里と言う感じでしょうか? でも、夏のバカンスにはヨーロッパ中から避暑にやって来て人口が膨れ上がります。

marche_02.jpg アンナリータの手料理は、この地方の家庭料理です。豆や青菜のスープや煮物といった郷土料理にパスタなど盛りだくさんの内容で食べきれません。なにしろ、メインに肉が控えていますから、前菜とプリモでお腹を一杯にするわけにはいきません。でも、パスタも美味しいので、ついつい食べてしまいます。

 このパスタも日本やイタリアでも食べたことのないものでした。生パスタのようでもあり、リングイネのような形状でもありますが、アンナリータが言うには違うのだそうです。この地方の家庭で使われているもののようです。

 この写真のストーブは、煮物などに毎日使っているそうです。薪を燃やして使うストーブで、煙突用の穴はアントネロが自分で壁に穴を開けたそうです。アルプスだったかトスカーナの山中に住んでいる友人の家から貰ってきたそうで、100年くらいのアンティークですが、まだまだ現役です。イタリア人に限らず、ヨーロッパの人々は、こうして古いものでも有効活用しています。

 このストーブも実に味のあるテイストで、こんなの欲しいなーと思ってしまいました。火が柔らかいのだと思いますが、煮物などはトロ火で長時間煮込みますので、本当に美味しいです。ストーブの上には、鍋やフライパンやキャセロールが載っています。みんな美味しかったです。

marche_06.jpg さて、食事と言えばワインです。僕はワイン好きですが、僕のワイン観のベースとなっているのがマルケで飲んだ白ワインです。イタリアだけでなく殆どのヨーロッパの国々では、自宅や親戚がワイン畑を持っていて自家製のワインを造っています。

 それを家族や親類で飲むのですから、正しく「ハウスワイン」です。こうした「ハウスワイン」は当然のことながら市場には出回りません。また、マスで売れるものでもありません。日本の糠床(今ではマイ糠床のある家も少ないとは思います)のようなもので、「家の味」と言うものがあります。

 簡単に言ってしまえば、コマーシャルなものではない「ワイン」が、生活の一部として根付いています。これを「文化」と言うのだと思います。そんな、ワイン文化に触れたのが、マルケで飲んだ白ワインです。写真の樽は、赤ワイン樽の掃除をしているところですが、アントネロに連れて行ってもらったワイン農家のものです。

 この農家では、造る量が多いので、自家製ワインを量り売りしていて、アントネロも毎年白ワインを200リットル買っています。この、農家の庭先でブドウ畑を見ながら飲んだ白ワインが、僕のワインに対する考え方の根本を決めています。

 やがて、ビフテカが焼き上がりました。アントネロが言うには「トスカーナ」牛だそうです。やはり、イタリアで牛肉と言えば、「トスカーナ」なんでしょう。なので、ワインもトスカーナのキャンティにします。このキャンティもトスカーナの友人が造っている「ハウスワイン」です。

 ビフテカ・フィオレンティーナとは少し違いますが、やっぱり「肉は赤身だー」「肉、食ってるぞー」という満足感があります。シンプルに塩と胡椒だけですが、実にうまい。とても、贅沢な夕食をごちそうになりました。
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