日本酒やグルメ、ダイエット等、興味のあることを色々ご紹介します。

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 「純米酒」と表記されていれば、全てがまっとうな「日本酒」で、美味しい訳ではないと思う、と言うことを前回書きました。誤解しないで頂きたいのは、僕は「純米酒」が嫌いな訳ではありませんし、世の中の「純米酒」ファンに喧嘩を売っている訳でもありません。ただ、「純米酒」であればそれで良い、と考えていないだけです。
 「夏子の酒」で日本酒ブームの火付け役となった、尾瀬さんが「蔵人 クロード」と言う漫画を連載しています。たまたま、「来福」蔵からの車中で読んでいて、驚きました。尾瀬さんも、「美味しんぼ」の原作者の方も「純米」主義者であることは、知っていましたが、ここまで「普通酒」を毛嫌いされているとは考えていませんでした。
 この物語は、曽祖父(だったと記憶していますが祖父かも知れません)が造り酒屋だったアメリカ人が、日本酒の素晴らしさに触れ、蔵人となっている、というものです。
 お蔵では、日々の晩酌で一番安い「普通酒」を蔵人が飲みますが、彼は絶対に口にしません。彼は、お蔵の「純米酒」等の特定名称酒に感動して蔵人になっています。お蔵のお酒が嫌いな訳ではないし、杜氏を「美味しいお酒を造る人」として、尊敬しています。
 だからこそなのでしょうが、「美味しいお酒を造る人は、美味しいお酒を飲まなくてはいけない」と言って、晩酌に「普通酒」を飲むことを拒否し、自分で「純米酒」を買って、みんなに振るまおうとします。
 つまり、この蔵の「普通酒」は「まずいお酒」だから、飲んじゃダメ、と言っているのです。尾瀬さんは、蔵人が1日の労働の後、自ら仕込んだ「普通酒」を飲むことを、なぜ否定するのでしょう。良いお酒を醸すことの出来るお蔵の「普通酒」は、そんなに「まずい酒」なのですか?
 ここにも、「純米酒」信仰の弊害があります。この漫画を読んだ読者は、「普通酒」にどういう印象を持つでしょうか。尾瀬さんも日本酒を愛する方です。この物語が日本酒の普及にとって、良いことでしょうか。
 「来福」蔵の藤村専務の事を、また思いました。「普通酒を真面目に造らない蔵はダメだ」。
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