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また武田先生ネタです(今回は短くします)。

世田谷のホットスポットと福島県産米の出荷に関して、13日にこんなことを書いてます。

http://takedanet.com/2011/10/post_242c.html

実は、この文章はリライトされています(魚拓:http://bit.ly/nB9N5Y)。


魚拓と比べてみれば分かるように最初は、世田谷のホットスポットを「死の灰の性格からして当然起こりえる事」としていますが、原因が「ラジウム」だと判明したため、その部分を消して無かったことにしています。

自説が誤りだったことを訂正するのは良いのですが、誤っていた自説を隠すそうとするのは誠実な科学者とは言えません。

でも、僕が変だなと思うのは、こんなことではありません。文中で「μSv」を「mSv」と取り違えて表記していますが、これもケアレスミスでしょうから、どうでも良いです(1000倍違うけど)。

どうしても許せないのは、

“福島の新米を買うことができなくなりました。それは「二本松のお米が400ベクレルていど汚れている」からではありません。「ベクレル表示せずに販売する」からです。国の暫定基準である500ベクレルというのは1年間に5ミリシーベルト程度の被曝になりますから、労災適応ギリギリということです。明らかなダブルスタンダードですから、子供たちに福島のお米を食べさせることはできません。”

更には、

“最近、食材はますますひどい状態になってきました。無理矢理、関東、福島の野菜を食べさせるために、汚染されていない各地の野菜を出荷しないように圧力がかかっています。こんなことが起こるなんて、自由で明るい国、日本とは思えないですね。”

ここまで言うかって感じです(もう、この時点で長いな)。

科学的な矛盾点として、「500ベクレルというのは1年間に5ミリシーベルト程度の被曝になります」というのは、どういう計算なのか?

ご本人書いていないので、これまでの武田先生の日記から計算式を推測します。たぶん、間違っていないと思います。

武田先生は、セシウム137の実効線量系数(mSv/Bq)を「0歳≦3月児<1歳」の「2.5E-5」で計算されたのだと思います。これは、大人の約2倍です(参考:http://trustrad.sixcore.jp/dose_conversion.html)。

500Bq/Kg×1Kg×2.5E-5×365日=4.56mSv

この計算自体は正しいです。500Bq/kgのお米1Kgを365日間食べれば、約5mSvの預託実効線量(被曝)となります。

でも、「0歳≦3月児<1歳」が一日1Kgのお米を食べますか? 仮に1歳児が一日100gを365日食べたとして(これも疑問ですけど)約0.5mSvです。武田先生が「安全基準」とおっしゃる「1mSv」以下です。

これで「子供たちに福島のお米を食べさせることはできません」と武田先生はおっしゃる。

育ち盛りの3歳から13歳の実効線量系数は「1.0E-5」ですから、一日250グラム食べても0.5mSv以下、毎日500グラムのお米を食べても1mSvにはなりません。

最大で400Bq/Kgだった二本松のお米でも充分に「安全」だと言えるでしょう。しかも、二本松の「400Bq」は県が買い取って流通させないとしているのですから、福島産のお米を「買えない」と主張されるのは科学的に間違っていると僕は思います。

更に、「福島の野菜を食べさせるために汚染されていない野菜を出荷させないように圧力を掛けている」というのは、根拠があるのでしょうか? 「誰が」「いつ」「どこに」「どのように」圧力を掛けているのかを明確にしていません。

データ(ソース)を明確にしないで意見を言うのは、科学者として誠実な態度とは思えません。

自らが「安全基準」と主張される「1mSv」以下の影響しかない福島のお米を「子供達に食べさせられない」とするのは、明らかに矛盾しています。武田先生を僕が信じられないのも当然でしょう。

やっぱり、長くなったなー。でも、いつもよりは短いし、数式も少ない。
コメント
この記事へのコメント
これまでに公表された日本の測定結果によれば、放射性降下物中のセシウム137 とセシウム134 の割合は、現在ほぼ同程度である。ストロンチウム90 およびプルトニウム239 の含有量はまだ不明であり、十分な測定結果はそれほど早く入手できないと思われる。福島第一原発の混合酸化物(MOX)燃料は、より多くのプルトニウムを含んでいるが、おそらくそのすべてが放出されるわけではないだろう。ストロンチウムは、過去の原発事故においては、放射性降下物とともに比較的早く地表に達し、そのため事故のおきた施設から離れるにつれて、たいていの場合濃度が低下した。したがって、今回の日本のケースに関する以下の計算では、

セシウム137: セシウム134: ストロンチウム90: プルトニウム239 の割合は、
100:100:50:0.5
としている。

したがって、2001 年版ドイツ放射線防護令の付属文書Ⅶ表1 にもとづく平均的な摂取比率として、1kg につき同量それぞれ100Bq のセシウム137(Cs-137)とセシウム134(Cs-134)、およびそれぞれ50Bq のストロンチウム90(Sr-90)と0.5Bq のプルトニウム239(Pu-239)に汚染された飲食物を摂取した場合、以下のような年間実効線量となる――

乳児(1 歳未満):実効線量6mSv/年(*9)
幼児(1~2 歳未満):実効線量2.8mSv/年(*10)
子ども(2~7 歳未満):実効線量2.6mSv/年(*11)
子ども(7~12 歳未満):実効線量3.6mSv/年(*12)
青少年(12~17 歳未満):実効線量5.3mSv/年(*13)
成人(17 歳以上):実効線量3.9mSv/年(*14)

現行のドイツ放射線防護令第47 条によれば、原子力発電所の通常稼働時の空気あるいは水の排出による住民1人あたりの被ばく線量の限界値は年間0.3mSv である。この限界値は、1kg あたり100Bq のセシウム137 を含む固形食物および飲料を摂取するだけですでに超過するため、年間0.3mSv の限界値以内にするためには、次の量まで減らさなければならない。

乳児(1 歳未満):セシウム137 5.0Bq/kg
幼児(1~2 歳未満):セシウム137 10.7Bq/kg
子ども(2~7 歳未満):セシウム137 11.5Bq/kg
子ども(7~12 歳未満):セシウム137 8.3Bq/kg
青少年(12~17 歳未満):セシウム137 5.7Bq/kg
成人(17 歳以上):セシウム137 7.7Bq/kg

評価の根拠に不確実性があるため、乳児、子ども、青少年に対しては、1kg あたり4Bq 以上の基準核種セシウム137 を含む飲食物を与えないよう推奨されるべきである。
成人は、1kg あたり8Bq 以上の基準核種セシウム137 を含む飲食物を摂取しないことが推奨される。

乳児325.5kg/y
幼児414kg/y等

と、ドイツ放射線防護協会は言っております。
危険には間違いありませんね。
2011/10/15(土) 22:47 | URL | 温泉天国 #-[ 編集]
>>温泉天国さん
データありがとうございます。

まず、今エントリーの趣旨は武田先生が矛盾していることを指摘することにあり、ベクレル値の安全性を語るものではありません。

書き手が未熟なため、趣旨が伝わらなかったのだと思います。

また、示して頂いたデータは平常時の基準であると認識しています。今回のような事故時には、また異なる基準値があるものと推測します。

ただ、安全性については僕は放射線防御の専門家ではないので、言及するつもりはありません。データから個々人が判断するものだと思っています。
2011/10/18(火) 08:04 | URL | papaci #-[ 編集]
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