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京都で四条に続いて亀岡で暴走車による痛ましい事故が発生しました。犠牲者のお子様やご家族の方々には謹んで哀悼を捧げます。

被害者が搬送された但馬救命救急センターのブログで「マスコミの人間に心はあるのか」とマスコミの報道姿勢を批判するエントリが書かれています(http://teccmc.blogspot.jp/2012/04/423.html)。

マスコミ各社の記者たちは霊安室の前にカメラをかまえ,お帰りになるご家族の映像を勝手に撮影していました.再三にわたって取材はお断りの旨を伝えていたにもかかわらず,一番大切にしたい瞬間に,ズカズカと土足で割り込んできました.

ご家族,医療者,関係者の心情を考えられないくらいマスコミの人間の心は腐っているのでしょうか.



私も元はマスコミの末席の更に端っこにいた人間なので、但馬救命救急センターの批判は耳に痛いです。私にも経験があります。飛行機事故が起こった時、航空機会社に集まってくる被害者家族の写真を取りコメントを取りました。憤慨する家族の方も多くいました。

当然のことです。

その時に被害者家族の一人の男性が、「彼らも仕事だから」と他の家族に向かってポツリとつぶやいたのです。この言葉は罵声を浴びせられるよりも心に刺さり、未だに刺さったままです。

「報道」を免罪符として取材記者は、多くの特権を与えられています。また、このような被害者の悲しみを報道することで事故への関心を高め、犯罪行為を憎み、ひいては悲惨な事故・事件の再発防止の一助に寄与するというような大義名分もあります。

しかし、そこには一定の節度や配慮があるべきです。

マスコミは被害者の家族だけでなく加害者の身内までもテレビの前に引きずり出して「謝罪」させようとしています。病院側が許可していないのに敷地内に入り被害者家族を取材することや、このような加害者の家族までも取材対象とするのは、明らかに節度を欠いた行きすぎた取材だと感じます。もはや取材ではなく、ただの好奇心丸出しの出歯亀行為です。

彼らには、また「視聴者(読者)が望んでいるから」、と言う大義名分もあります。でも、全ての視聴者がこのような公開処刑を望んでいるとでも思っているのでしょうか? 江戸時代じゃあるまいし、時代錯誤も甚だしいと思います。

マスコミがやるべきことは被害者や加害者の身内を世間の好奇の目に晒すことではなく、事故原因の究明と再犯防止のための議論であり、世論を善導し更には国に提言していくことです。大衆の好奇心を満たすことがマスコミの使命ではないはずです。

TwitterのTLで知ったのですが、トヨタの高級車レクサスには「プリクラッシュセーフティシステム」が備え付けられています(http://lexus.jp/models/hs/safety/safety/precrash.html)。ネット情報を信じるならば、このシステムは10万円くらいのものだそうです。この値段なら全ての車に搭載を義務付けることも出来るでしょう。生産個数が増えれば、更に安くなると思います。

今回初めて知ったのですが、このシステムで凄いと思ったのはドライバーをモニタリングしていて「よそ見」をしていたり、「目を閉じている」状態が続いた場合に警報を発し、さらに衝突の可能性が高まるとブレーキが掛かります。

亀岡の事故は居眠り運転らしいですから、このシステムが備わっていたら防げたかも知れません。

また、現代の技術力だとGPSと連動させて亀岡の現場のような狭くてガードレールのない道路の場合、最高速度を15Km程度の低速に強制的に制限させることも出来ます。無免許運転の防止であれば、運転免許証にRFID(ICタグ)のようなICチップを内蔵させて免許を携帯していない場合エンジンが掛からなくすることだってできるでしょう。

また、米国では実用化されていたと思うのですが、呼気センサーとエンジンを連動させてアルコールを感知したらエンジンを掛からなくする「アルコール・イグニッション・インターロックシステム」もあります。

ただ、素面の同乗者に呼気センサーを使わせるかもしれないので、ハンドルにアルコール感知センサーを付けて指先や掌の汗からアルコールを感知したらエンジンが掛からないようにすることだって出来るはずです(手袋してたらっていう突っ込みは無しの方向で)。

また海外の市街地でよく見ますが、スピード減少させるスピードバンプ(ハザード)の設置などは地方自治体でも少ない予算で可能だと思います。

このようなアイデアはいくらでも思いつくでしょうし、研究している機関やメーカーもあるはずです。被害者の家族にマイクを向ける前に、事故防止のための議論をマスコミはすべきです。

ちなみに蛇足ですが、我が国の平成22年の交通事故死亡者は、警察庁発表で4863人、厚労省発表で7222人です(犯罪白書:http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/58/nfm/images/full/s1-05.jpg)。一般的には警察庁交通局の統計数字を用いるのですが、警察庁の死亡者数は事故後24時間以内の死亡者数で、厚労省は年間死亡者のうち交通事故が原死因である死亡者数なので大きく数字が異なります。

平成22年まで10年連続で死亡者数は減っています。これは救急医療の充実に加えて「飲酒運転」「シートベルト」「最高速度」などの違反罰則を厳しくしたのが功を奏していると見られています。また、「路上駐車取締」を民営化したことにより、交通取り締まりを行う警察官数を増やすことができたのも大きいようです。

それでも、厚労省の数字でみると一日20人弱が交通事故で亡くなっています。人間はミスをします。人為的なミスを減らす方法は規制の強化や個人のモラル向上に期待するしかないように思います。

それよりも、ミスが起こった時にリカバリーできる上述のようなハードの整備により交通事故の主要原因である「居眠り」「飲酒」「最高速度違反」は、相当数減らせると思います。

自動車というものは毎日20人弱を殺している機械ですが、現代社会に不可欠のものでありモータリゼーションの恩恵を我々は享受しています。亀岡のような事故が二度と起きないためにはどうしたら良いのか、マスコミは本質的な議論をして欲しいと思うのです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120425-00000040-mai-soci
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