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なでしこJAPANがグループリーグ最終戦となる南アフリカとの試合で、グループ2位通過を狙って佐々木監督が「引き分け」を指示したことが批判的に話題になりました。サッカージャーナリストの大住良之氏の記事(http://s.nikkei.com/R5nbpO)が大方の意見を代弁していると思います(ただ、記事中の川澄への監督の指示はデマのようです)。

ただ、大住氏がメキシコ五輪の男子代表と比較している部分は、「言わなければOK」ということと同義だと感じます。ここのところは論点がズレているように思いますし、大住氏の意見が「正論」であることは認めますが、僕には別の意見があります。

また、タイミングが悪いことに、バドミントンの女子ダブルスで決勝トーナメントのドローを優位にするために、わざと負けるプレーをした中国、韓国(2ペア)、インドネシアの4ペアが失格となる処分がありました。

BUSINESS INSIDERの記事(http://read.bi/OnL7T6)によると4グループでリーグ戦を行い、A組の1位とB組の2位、A組の2位とB組の1位(以下、同じ)が決勝トーナメントの初戦(準々決勝)で当たります。世界ランクの一位と二位が中国ペアでD組に入っていたランク2位の中国ペアが、調子が悪かったのか番狂わせで二位通過になってしまったのが、そもそもの発端だったようです。

図を作って見ました(暇だなー)。

badminton.jpg

まず、C組の韓国ペアが一位通過だと世界ランク2位の中国ペアと当たるのが嫌でインドネシアに負けようとしました。インドネシアは、これに付き合ってしまったようです。理由は分かりません。

同じように、A組でも中国が負けようとしました。一位通過だと準決勝で同国同士の戦いになるのを嫌ったようです。また、韓国も2位通過だと準決勝で同国同士の戦いになるため中国の作戦に乗ったようです。

この両国の作戦が成功すると、決勝Tのドローは右のようになり、きれいに中韓でベスト4が占められます。作戦としては見事だと思うのですが、露骨にやり過ぎたようです。A組の王暁理/于洋ペア(中国)、河貞恩、金※(※=日ヘンに文)貞組(韓国)の試合です(※動画がリンク切れになったので削除しました)。

これは、さすがに酷い試合です。なお、上記のBUSINESS INSIDERの記事ではAとB組、CとC組が当たるように書かれていますが、実際のトーナメントはAとC組、BとD組の組み合わせになっています。事件後に変更があったのかもしれません。

で、本題に戻りますが、日本の「引き分け」支持もバドミントンと同じようにペナルティの対象になると大住氏は指摘していますし、そういう見方もあるでしょう。でも、このビデオを見れば、なでしこの試合内容とは全く違うことも分かるでしょう。

「負けよう」とすることと「引き分けよう」とすることは、「勝とう」としないという点では同じですが、フェアプレーの精神に関しては同じではないと思います。「負けよう」とするのはフェアではないと思いますが、「引き分け」を意図しながらもフェアにプレーする事はできると思います。

例えば、世界ランク1位の国とランク外の弱小国が予選で戦った時、弱小国は徹底的にディフェンシブに戦って「引き分け」狙いに徹するでしょう。このような「負けない」サッカーもフェアプレイの精神に反するのでしょうか。

なでしこの場合は、立場が逆で世界ランク上位のなでしこが引き分け狙いに行ったから、上記の例とは事情が違うと言われるかもしれません。では、弱いチームは守りに徹しても良いけど、強いチームはダメというのはフェアでしょうか?

なでしこは世界一になりましたが、南アフリカと絶対的な力の差があるとは言えません。フィジカル面では確実に劣っているのを、テクニックとチーム力でカバーしているだけです。

大住氏は一戦一戦に全力で勝ちに行くのが「なでしこ」のサッカーであると決めつけていますが、それは自身の「美学」なのではないかと思います。確かにそういうサッカーは美しいかもしれませんが、美しくても負けたら選手たちには得るものがありません。大住氏の意見は、部外者の「願望」と言ったら言い過ぎでしょうか。

オリンピックで金メダルを狙うチームは一戦一戦ではなくトータルで戦う戦術が要求されることも事実です。男子スペインは日本との初戦で戦略を間違えた結果、予選敗退したとも言えます。

なでしこのようなフィジカル面で圧倒的に劣っているチームは、途中のロスを極力少なくすることは重要でしょう。また、決勝Tの組み合わせも重要です。様々な事を考えて金メダルを目指すために佐々木監督が出した結論が「引き分け」だったのでしょう。

それを言わなくても良い試合後にわざわざ口にしたのは、佐々木監督の覚悟だったと僕は感じました。批判されることが分かっていて言ったのですから、大住氏が指摘するように次の試合でなでしこが完璧な勝利を収めると信じているのだと思います。

また、スウェーデンと引き分け、格下(と言われている)南アに引き分け、グループ二位通過になったことへの批判や「なでしこ大丈夫か?」と言うに違いないマスコミ報道への予防線とも言えます。

批判は全て監督が引き受ける覚悟なのでしょう。指導者として立派だと思います。監督の信頼に応えて、なでしこはブラジルに絶対勝ってくれると僕も信じています。
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