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僕は経済学には疎いので、下記の戯言は余り本気にしないで下さい。

我が国には「リフレ派」という経済学者がいるそうです。リフレーションとはインフレのことで、「インフレ派」だと聞こえが悪いので「リフレ派」と名付けたらしいです(コメント欄で他の情報を教えて頂きました。それによると、”インタゲ派”と言うものが元々だったとのことです)。米の経済学者クルーグマン(経済学の大した賞を受賞しているらしいです)の1988年の論文を元にした経済学の一派らしいです。

クルーグマンの論文は、とてもよく出来ているらしいのですが、残念ながら致命的な「論理の穴」があるようです。そのためか、肝心のクルーグマンも金融政策の無効を宣言してしまい、リフレ派は梯子を外されてしまったのですが、未だに学会に生息しているそうです。

自民党の安倍総裁が感化されている三橋貴明氏という作家?がいて、「リフレ派」と同じような事を主張して「供給が増えるとデフレギャップが大きくなる」と言っています。この理論でいうと規制緩和して法人税を下げて生産性を上げるとデフレギャップが進むということになります。

デフレとは簡単に言うと「物価が下がること」(経済音痴なので正しいですかね)。物が安く買えるから良いこっちゃと庶民は思う。それで物をたくさん買ってくれれば良いのだけれど、価格が半分になれば売上が倍になるかと言うと単純に比例関係にはない。

そのため、現在はデフレが更に深刻になったデフレ・スパイラル状態。つまり、物価が下がると企業は利益が減って経営が苦しくなるから、給料を下げたりリストラなど人員削減を行う。

そうすると庶民の生活は苦しくなって、安い物でも買えなくなる。物が売れなくなるから、さらに価格を下げる⇒デフレが進む。でも、売れない。経営苦しくなって・・・以下繰り返し。

この状態の中、構造改革(例えば規制緩和とか法人税減税など)をして生産性を上げて供給を増やすと「デフレギャップが大きくなる」と三橋理論では説明する。だから、供給を減らす=構造改革しないで生産性を減らせば、デフレ解消に向かうという理屈である。

ここで三橋氏の言っている「デフレギャップ」とは、デフレ時における「供給と需要の差」のことで、「本来の供給能力(潜在GDP)」と「現実の需要(GDP)」との差の事を言いたいらしい(三橋ブログから拝借した三橋氏作成の図)。

mitsuhashi.jpg


これを見ると、確かに生産性を上げて潜在GDPを大きくすると「デフレギャップ」は拡大することになる。実に分かりやすい。経済音痴の僕でも理解できる。

でもね、経済アナリストの池田信夫氏のブログによると、

GDPギャップ=(現実のGDP-潜在GDP)/潜在GDP ⇒ 内閣府の定義

なんだよね。

池田ブログによると潜在GDPの推計は生産関数を想定して現実の成長率から資本と労働の寄与を引いてTFP(全要素生産性)を推計し、それに平均的な資本・労働の稼働量を加えて計測するらしい。経済音痴の僕には全く分かりません。

さらに池田ブログから引用すると、コブ・ダグラス型生産関数(簡略化した表記)で書く(いつものようにベキ数を打てません)と、

Y=A*K^a*L^(1-a) ・・・(1)

Y:実質GDP
K:資本投入
L:労働投入(時間)
A:TFP(全要素生産性)
a:資本分配率

こうなるらしい。これも、全く分かりません。

さらに池田ブログからの引用で「潜在GDP」をY※とすると(1)の式から、

Y※=A*K※^a*L※^(1-a) ・・・(2)

となるそうです。平均的な稼働資本をK※、平均的な労働時間をL※としています。

GDPギャップは、(Y-Y※)/Y※と内閣府で定義されているので、(1)と(2)を代入して整理すると、

(K・K※)^a*(L/L※)^(1-a)-1 ・・・(3)

となります。この計算は分かる(笑

この式では生産性を表す「A」が消えていますから、生産性の影響は受けません。三橋氏がGDPギャップを「供給と需要の差」と誤解していることから起こった誤りだと言うことが計算式から明らかになります。

数式は嘘を付きません。

もっとも、コブ・ダグラス型生産関数なるものが正しいのかどうか僕には分かりませんが、内閣府が使っているので、三橋理論より数式の方を取りたいと思います。

自民党は今度の選挙で第一党になって安倍総理が誕生すると予想されます。我が国の首相が、このような誤解に基づいた理論に感化されているのは由々しき問題です。我が国の経済問題を託す訳にはいきません。

従って安倍さんの側近や有識者は、次期首相に経済学のイロハを教えてあげて頂きたいと思います。

※参考
池田氏ブログ:http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51387711.html
内閣府:http://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je07/07f61020.html
三橋氏ブログ:http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11413988329.html

コメント
この記事へのコメント
>だから、供給を減らす=構造改革しないで生産性を減らせば、デフレ解消に向かうという理屈である

これはブログ主様の誤解で、三橋氏は「生産性を減らすことでデフレ解消を」とは主張していません。
むしろ、デフレが続けばリストラチャリングなどによって生産性(供給力)が欠損していくことを危惧し、それを解決する為にデフレ脱却を主張していますね。

つまり、デフレである現状では生産性を高めることはデフレを深刻化させる。
しかしだからと言って生産性を削れとは言っていません。彼が主張するデフレ脱却は「生産性を減らすこと」ではなく、「需要を高めること」というのが正しいです。

デフレ期に生産性を削ろうとしたのは大恐慌へ米国を突き落としたフーヴァー政権の財務長官メロンが有名で、三橋氏は以前から悪例として彼を度々引き合いに出しています。

2012/11/29(木) 18:07 | URL | 村上 #FFeI7iKU[ 編集]
それと、需給ギャップに対する三橋氏の見解を彼のブログから引用しておきます。

需給ギャップのメトリクス
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-10879864477.htmlわたくしは、頻繁に政府が国民経済に果たすべき役割として、以下の三つを上げています(と言うか、以下の三つのみ、と書いています)。




(1) 需要と供給の調整:需要拡大が必要なときに財政出動を拡大し、不要なときに財政健全化を実施する、などなど
(2) 金利の調整:低金利のときに国債発行を拡大し、金利上昇時には国債を発行せず、償還する、などなど
(3) 物価の調整:中央銀行の国債買取(直接、間接的)によりマネタリーベースが供給され、マネーストックが拡大しインフレ率が上昇する。最終的な政府の政策のボトルネック(制約条件)は、インフレ率




 上記の内、(2)と(3)については、分かりやすいです。長期金利もインフレ率も、きちんと数字が出ます。後は、政治家が日銀に目標インフレ率を指示すればいいのです。「それが難しいんだ!」などと言われそうですが、少なくともメトリクス(物差し)がはっきりしている以上、政治家のやる気の問題です。


 問題は(1)ですが、内閣府が発表するGDPの需給ギャップ(現在は「デフレギャップ」)は、今ひとつ当てにできません。しかも、経済学者さんごとにギャップの規模の金額が違うので、絶対額でデフレギャップを測り、「あと、何兆円支出するべきだ!」などとやることは、今ひとつ意味がないように思えます。要するに、メトリクスが曖昧なのです。


 曖昧なデフレギャップの額よりも、ずばり「失業率」で目標値を定めるべきだと思っております。当たり前ですが、供給に見合うように需要が拡大していけば、失業率は低下します。


 実際、欧米の「中央銀行」はインフレ目標の他に、失業率に関する目標も持っています。すなわち、需給ギャップ(デフレギャップ)を失業率で測っているわけです。



 日本の中央銀行である日本銀行が、目標を「自ら定める」現在のシステムは異様極まりありません。何しろ、日本国民は政治家に責任を取らせることはできますが(選挙で落とせば良いので)、官僚に対しては無理です。すなわち、日本国民から責任を追及されない日銀マンが、国権の発動行為たる物価上昇率の目標を勝手に定めているわけで、これは国家の仕組み上、おかしな話です。


 近々、日銀の目標を「政治家」が決めるシステムに変更されると思いますが、そのときは是非とも需給ギャップのメトリクスとして、失業率の目標も日銀に設定するようにして欲しいものです。というか、これはわたくしたち日本国民の問題ですので、失業率も目標に設定するように、色々な方々に働きかけていきたいと思います。


 何しろ、「欧米の中央銀行」がインフレ率と失業率を目標に設定しているのです(設定されているのです)。

 欧米大好きな日本の知識人階級の皆様方も、特に反対しませんよね、多分。

2012/11/29(木) 18:09 | URL | 村上 #FFeI7iKU[ 編集]
ちなみに2012年現在の推定GDPギャップは

内閣府の2012年第一四半期
・現実のGDP(実質、季節調整値)約512兆円
・潜在GDPは約524兆円
・GDP(デフレ)ギャップは12兆円のマイナス幅ほど

オーカンの法則を利用
・現時点の完全失業率4.4%
・インフレ加速させない失業率約2.4%、
・オーカン係数5とすると、GDP(デフレ)ギャップは約50兆円

そして、経済学者の岩田規久男先生の試算だと約60兆円/物価上昇率3%でだそうです。
2012/11/29(木) 18:15 | URL | 村上 #FFeI7iKU[ 編集]
>>村上さん
詳しい説明ありがとうございます。経済音痴なので助かります。

>三橋氏は「生産性を減らすことでデフレ解消を」とは主張していません

私の書き方が誤解を招いたようですが、三橋氏が「生産性を減らすことでデフレ解消を」と主張しているとは書いていないと思います。

リフレ派の「供給が増えるとデフレギャップが大きくなる」という理論であれば、供給を減らせば・・・ということになる、と思った次第です。

デフレ脱却には「需要を高める」ということは賛成です。経済音痴の僕でも同じように考えます。

需要を増やすには国内市場の拡大か海外市場の開拓であり、そのためには生産性を高めることも必要だと経済音痴の僕は思います。

需要と供給は独立して動くものではないように思います。
2012/11/30(金) 09:13 | URL | papaci #-[ 編集]
生産性を高めることは三橋氏も主張していますね。
もちろん供給と需要が完全に独立することはないでしょう。
ようするに彼は内需を高めれば自然と企業は供給力を高めていくことになるのだから、金融緩和と財政出動のパッケージで需要を拡大せよと言っているわけです。

規制緩和や減税は需要拡大よりも供給力増大に資する為、デフレを深刻化するから今やることではないというのが彼(ら)の言です。
デフレ脱却後はつまり供給<需要になっているので、減税や規制緩和で積極的に生産性を高めるべきだとも言っています。

もっとも、これはリフレ派でも意見が割れていて(というか三橋氏はリフレ派を自称したことは一度もないのですが)、元財務官僚の高橋洋一氏などはデフレの今でも積極的に規制緩和すべきだと主張していますね。
2012/11/30(金) 14:42 | URL | 村上 #FFeI7iKU[ 編集]
>>村上さん
経済音痴の戯言にお付き合い頂きありがとうございます。

>規制緩和や減税は需要拡大よりも供給力増大に資する為、デフレを深刻化する

コブ・ダグラス型生産関数なるものが有効であるのであれば、供給力(生産性)はGDPギャップに関係ないように思います。

したがってデフレを深刻化することには結びつかないと数式からは言えるのですが、間違っていますか?

政府が金融政策で出来ることは構造改革しかないと思うので、政府がなすべきは規制緩和や法人税減税などではないでしょうか。
2012/11/30(金) 17:47 | URL | papaci #-[ 編集]
仰るような規制緩和や減税はGDPギャップに関係しないからもっとやるべきというのがリフレ派の本元たる高橋洋一氏らの主張ですね。
しかし、高橋氏を蛇蝎のごとく嫌っている池田信夫氏とリフレ派の意見がこうまで合致してるんですね。
まあ金融緩和に関しては違うと言うことなんでしょうけど。

とはいえ、内閣府のモデルには上で書いたように高橋氏らリフレ派を疑義を呈しているので、結論を導く過程は違うのでしょうが。
2012/12/02(日) 22:35 | URL | 村上 #-[ 編集]
見苦しい
どう見てもあなたのブログ内容は三橋さんの論理を勘違いしていて、それを読んだ人にミスリードさせる内容です。経済音痴って言葉で逃げないで修正なり訂正するべきだと思います。
2012/12/17(月) 14:09 | URL | あ #-[ 編集]
>>あっさん

具体的にご指摘頂ければ幸いです。
2012/12/17(月) 16:05 | URL | papaci #-[ 編集]
>リフレーションとはインフレのことで、「インフレ派」だと聞こえが悪いので「リフレ派」と名付けたらしいです。

嘘っぱち捏造もここまでくると清々しいですね。

もともとイン"タゲ"派ですし、反インタゲ勢力から「インタゲ派なんて名乗るな」と言われ続けた--インタゲとは高いインフレを抑えるもので、低いインフレを引き上げるものではないという批判・・・これはただの誤解ないし狭い一部の解釈にのみ基づく難癖だったのですが--ので、昔の文献からリフレという単語を仕方なしに持ってきたものです。
2013/01/11(金) 06:01 | URL | MT #40pSUC8M[ 編集]
インタゲ派と言うのがあったのですか。それは知りませんでした。

教えて頂きありがとうございます。
2013/01/11(金) 10:28 | URL | papaci #-[ 編集]
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