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日本酒やグルメ、ダイエット等、興味のあることを色々ご紹介します。

パリに戻って二日目、今日はルーブルです。

僕にとって、パリと言えばルーブル美術館です。入場まで並ぶというので、ネットで9:30入場を予約しました。

朝食は、ラデュレ。パリの朝食と言ったらラデュレでしょう。ホテルからルーブルに向かう途中にある、マドレーヌ広場に程近いパリ・ロワイヤル店は、朝の8時からやっています。ラデュレでゆっくりと朝食を楽しんで、ルーブルに向かう、何と贅沢なプラン。

ラデュレの朝食では、やはり、何と言ってもフレンチ・トーストを食べたい。それも、薔薇の香り一杯のロゼを頂きたい。8時の開店と同時に入店。空いてます、と言うか他には誰もいません。ゆっくり、のんびりと朝ごはん。

ロワイヤル通りをコンコルド広場に向かって行くと、何やらバリケードがあり軽機関銃持ったお巡りさんに追い返されました。結構な距離歩いたのに、またサントノーレ通りまで戻って途中から右折してリヴォリ通りへ入り、ルーブルに向かっていくとサイクルロードレース好きにはお馴染みの金のジャンヌ・ダルク像があります。

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ツール・ド・フランスの最終日、パリ・シャンゼリゼ決戦。パリの周回コースでセーヌ河の下を通りトンネルを抜けてコンコルド広場に向かって左折するところに、この金のジャンヌ・ダルク像はあります。現在、2019年のツール・ド・フランスはピレネーの山岳コースに入っていて、ちなみに今日はツール・マレです。後、1週間くらいでシャンゼリゼに帰ってきます。

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ルーブル美術館に着くと、早くも行列ができています。でも、予約しているから並ばないで済むと思ったのですが甘かった。並んでいる人達皆さん予約組。予約していても並ばないと入れない。何なんでしょうね。

並ぶこと30分弱、セキュリティチェックも終えて漸く中に入れました。美術鑑賞は独りで周るものだと思うのです。なので、娘とはサモトラケのニケのところを待ち合わせにして別れました。

目指すのは、リシュリュー翼2F展示室837です。

ここに、フェルメールの「レースを編む女」が展示されています。ダ・ヴィンチ以降のヨーロッパ絵画で一人を挙げろと言われたら、迷わずフェルメールと言います。ルーブルには、この「レースを編む女」と「天文学者」のフェルメール作品が2点あります。

ルーブルの学芸員も分かっていて、「レースを編む女」の前にはソファが置かれています。「座ってゆっくり鑑賞して下さい」、と言うことでしょう。朝一でもあり、他の入場者たちは「ジョコンダ」や「ミロのビーナス」などを観に行っているのでしょう。展示室837に居るのは僕一人、誰にも邪魔されず、ゆっくりとソファに座り眺めていられました。

この瞬間、間違いなく僕は人生の中で最も幸福な時間を過ごしていたと思います。許されるなら、このまま石像と化して永遠に眺めていたい、フェルメールを永遠に眺めていられるなら、これほど幸せなことはありません。僕が大金持ちだったら、死ぬ前の1か月間、ルーブルに100億円くらい払ってでもフェルメールを借り受けたい。

哀しいかな、そんな幸せな一時は長くは続きません。

30分もすると悪名高き某国のツアー客様がガイドを先頭にドヤドヤと入ってきます。そして、僕と絵の間に遠慮会釈なく壁を作り我先にとスマホをかざして写真を撮られ、5分くらいでしょうかね、またドヤドヤと部屋を後にしていきます。たぶん、有名な絵の前で同じことを繰り返しているのでしょう。

何をしに来ているのでしょうね?

2時間くらい「レースを編む女」の前に座っていたのですが、数組の団体客様が来られ、判に押したように同じ行動をして行かれます。

本当に、何をしに来られているのか。ここはルーブル美術館、そしてフェルメール、もっとゆっくり観ろよ、と言いたくなります。

娘との待ち合わせ時間が近づいてきたので、一応は彼女に敬意を表して「ラ・ジョコンダ」を観にドゥノン翼2Fへ向かいます。前回、来たのはもう20年近く昔になります。その時と異なり、彼女だけ一室を与えられていました。そして、防弾ケースの中に鎮座ましましておられます。

部屋の前の回廊には、同じくダ・ヴィンチの手による「岩窟の聖母」「洗礼者ヨハネ」「聖アンナと聖母子」が無造作に並んでいる。同じ作家の代表作なのに、この扱いの差は何なんでしょうね。でも、防弾ケース越しではなく、ゆっくりと鑑賞できるのはありがたい。「岩窟の聖母」の方が、作品としては上だと思うんだけどなぁ。

ランチの時間を過ぎているので娘と落ち合ってルーブル美術館内にあるアンジェリーナへ。テラス席に案内してもらい、クロク・ムッシュやウフ・アン・ムーレット(ここのはトーストに乗せるタイプ)、ロゼワインなど。

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アンジェリーナでは、お約束のモンブラン。

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それから、駆け足でルーブルを周ったのだけど全体の1割も見ていない。本当に、ルーブルの全作品を鑑賞したいと思ったら誇張じゃなくて最低でも1カ月は必要だと思う。

ルーブルだけじゃないけど、ヨーロッパの美術館が素晴らしいと思うのは収蔵作品もそうだけど、それを自由に模写できる。今回も、画学生らしき若者や趣味で絵を描く年配者達がイーゼルを立てて模写をしていた。国立近代美術館や国立博物館でもできるらしいけど、やっている人を見た記憶はない。

でも、ルーブルには行くたびに必ずいる。芸術が生活の一部になっているから、ルーブルのような世界的な美術館でも開放しているのだと思う。我が国の団体さんとの彼我の差を見せつけられ、芸術鑑賞に関しては悲しいかな三等国だと思った。

明日は、早朝集合でモン・サン・ミッシェルへと向かいます。父と娘のフランス旅行も終わろうとしています。
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