日本酒やグルメ、ダイエット等、興味のあることを色々ご紹介します。

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 焼き物が好きです。どちらかというと土味のしっかりした、信楽、備前、唐津が好みです。焼き締めが一番好きなのですが、粉引きや刷毛目も好みです。新物でも良いですが、古陶磁器により惹かれます。

 自分で買うのは、酒器のみです。ぐい呑みと片口、徳利も好きです。少ないお小遣いの範囲で集めていたら、多少増えてきました。たいそうな物はありませんが、折々にご紹介(見せびらかしとも言う)して行きます。


 日本人ほど、酒器にお金をかける民族はいないようです。室町時代の黄瀬戸には600万円何て値段が付いたりします。

 ぐい呑み一個に600万円出せる民族は、恐らく日本人だけでしょう。それは、お米のお酒に対する思いというものが酒器にも反映され、更に日本人特有の美意識にまで昇華していった結果だと思いますが、ようするに日本人は「モノ」に対する拘りが強い民族なのでしょう。

 写真の「めでたい盃」は、金沢が生んだ俳人・小松砂丘さんのものらしいです。元々は青木木米が加賀藩のお殿様が結婚する時に焼いた九谷焼きがオリジナルで、それを真似て砂丘さんが馴染みの窯元に焼かせたものらしいです。本物かどうかは、分かりません。ネット・オークションで鯛が可愛かったので落としました。安かったです。

 その時には砂丘さんのことは、何一つ知りませんでした。でも、自分の持ち物になると知りたくなるのは人の常で調べたのですが、殆んど分かりませんでした。どうやら、金沢の人で俳人で(香林坊に句碑があるようです)、そして大のお酒好きだったようです。

 お店で飲んで、お金がない時(たぶん確信犯だったと思います)に俳句や絵を描いて代金代わりにする事がよくあったようで、金沢の料理屋さんには沢山残っているようです。

 砂丘さんは昭和の俳人ですが、まだ人情が残っていたんでしょうね。大らかで良い時代だったんだと思います。金沢の人達に愛された人だったことが察せられます。頼まれれば、誰にでも何にでも描いたそうです。これは、五木寛之さんのエッセイに書かれていました。

 この盃で一杯やっていると、お酒が好きだった砂丘さんが楽しそうに人々と酌み交わしている情景が浮かびます。そして、僕も幸せにお酒を飲めるのです。
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