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先日、パック酒について僕の認識不足について、お叱りの書き込みを頂きました。

曰く「パック酒にもピンからキリまである」。曰く「パック酒=安酒と思わないで欲しい」

言われてみれば、パック酒については拒否反応が強く、真面目にリサーチしたことがなかったので少し調べました。
ネットで、ざっと検索してみると、「SAKE王国」と言うサイトがあり、ここに、「パック酒"なるほど"ゼミナール」というコンテンツがありました。

このサイトの運営者はサイト上からは定かではないのですが、問い合わせメールのアドレスに「toppan」とあったので、パック酒用の容器のシェアNO.1の凸版印刷㈱さんかも知れないなー、と思っていたらそうでした(笑)

 さて、パック容器に使われているEP-PAKは、この凸版印刷㈱さんが開発して1977年に四国の酒造メーカーが第一号の「パック酒」を販売したそうです。その後、凸版印刷㈱さんが、灘の酒造メーカーから「注ぎ口がついていたら採用できる」というオファーを受け、現在のパック酒の形態が確定して行ったようです(市場に定着するまでの経緯は上記「パック酒"なるほど"ゼミナール」に詳しいです)。

このコンテンツによると、パック容器の利点が纏められていて、要約すると重量で40%、体積で50%もスリム化でき、輸送時や陳列スペースの効率が良い。更に、遮光性に優れているということになります。

これらは、その通りだと思います。なので、パック容器が瓶容器よりも機能性・収納性において優れている事を認めるのにヤブサカではありません。地酒ファン共通の悩みは、家庭での一升瓶の保管問題ですから、パック容器は少なくてもこの問題をクリアします。

 まあ、一部の専門家レベルの官能評価ができる人には、僅かに「紙臭」を感じる場合があるようですが、一般人で気になるレベルではないようです。

 ただ、インダストリアル・デザインの機能美を愛する一面も持つ僕でも、パック容器に「文化」は感じません。効率優先主義には、「文明」は感じても「文化」は感じません。個人の趣味の問題なので、パック容器と瓶容器の優劣の判定基準にはなりませんが、日本酒と言う「文化」を愛でる際に紙パックの容器はNo thank you.と言う感じです。

 さて、このコンテンツにはパック酒のシェアも公開されていて、清酒マーケットの売れ筋50品目中41%が紙パック商品だそうです。また、紙パック酒の容量では、経済パックと呼ばれている「2リットル」容器が全体の67.4%を占めています。

 ここで、お叱りを頂戴した2番目の項目にお答えします。パック酒の約7割が「経済パック」である事実から「パック酒=安酒」と言う認識は、あながち間違いではないと考えます。そもそも僕はブログの記事で「パック酒=安酒」などと書いた覚えはないので、反論する必要もないかと思いますが、お叱りを頂いたので反論させて頂きました。

 また、パック酒に「ピンからキリ」まであるのかどうか、現時点では勉強不足のためお答えできません。少なくても、近所の大手スーパー・チェーン2社の売り場では、押しなべて「経済酒」ばかりでした。ピンもなければ、キリもありませんでした。

僕が、「日本酒が復調?」のブログ記事で書いたのは、主婦がスーパーでパック酒を選ぶ基準は、乙類焼酎よりも「安価」であるから、と言う新聞記事を引用したまでです。2リットルで1000円しないパック酒を買うよりも、真っ当な地酒蔵の1升2000円の酒を買って欲しいなー、と地酒ファンの願いを吐露したまでです。

 敢えて言わせて頂けば、殆んどのパック酒は「日本酒もどき」です。コスト削減のため、ほとんど磨いていない黒い米を並行複醗酵しているのかも定かではない液化仕込みで造り、活性炭をたっぷり使い、増量目的の醸造アルコールを加えて造られた経済酒を、僕は「日本酒」だとは思いません。

 米作民族である日本人のDNAに深く刻み込まれた「米」を主体とした「日本酒」は、日本が世界に誇る文化です。パック酒は「文明」の産物であり、「文化」の香りは全くしません。

花鳥風月を愛で、雪月花に遊ぶ日本文化の粋とも言うべき「日本酒」を心から愛する地酒ファンの一人として、はっきり言わせて頂きます。

 「パック酒は飲みたくない」
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