日本酒やグルメ、ダイエット等、興味のあることを色々ご紹介します。

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hachiman 「芋」焼酎好きの間で人気の高い「八幡」の年に一回だけ発売される「ろかせず」は、名前の通り濾過しないで出荷される。度数も35度とレギュラーの「八幡」よりも高い。「八幡」自体とても旨い焼酎で好きなのだが、「ろかせず」は、「芋」の風味がさらに濃厚なので芋好きには堪らない酒である。
 最近の「芋」焼酎ブームのため「八幡」自体が手に入らなくなってしまった。ブームの前は、馴染みの酒屋さんで「八幡」も「佐藤」も「侍の門」も普通に店頭に置いてあって、いつでも買えた。それが、いつの間にか姿を消してしまった。ブームも最初の頃は「芋」だけだったのだが、それが「黒糖」にまで飛び火した。「龍宮」「長雲」と言った人気銘柄が手に入らなくなり、「まんこい」まで幻の焼酎になってしまったのには驚いた。
 ようやく「黒糖」はブームが一段落したようで、「まんこい」は店頭に並ぶようになった。が、残念なことに僕の好きな「龍宮」や「長雲」はまだ、いつでも買える様にはなっていない。「芋」は、相変わらずの人気で、「八幡」はなかなか手に入らない。「ろかせず」に至っては昨年から入荷したら取っておいてと頼んでいるのだが、いつ入荷するのか店にも分からない状況だ。
 
 面白いなーと思うのは、こういうブームで入手困難になる銘柄と言うのは決まっていて、概ねマスコミに取り上げられたものである。例えば、「佐藤」と同じ蔵元の「あらあら」は入手困難な「佐藤 黒」の原酒なのに店頭で普通に販売されている。また「龍宮」の蔵が年に一回だけ発売する黒糖を通常の三倍使って仕込んだ原酒の「まーらん舟」も同様である。
 マスコミに取り上げられた「銘柄」には殺到するけど、同じ造り手の別の酒は注目されないのは、おかしな現象だと思う。「佐藤」を飲みたいと思う人は、その原酒も飲みたいと思うんじゃないかと僕などは考えるのだが、世間の人はそうではないようだ。
 つまり、その酒が好きな訳ではなく、マスコミに取り上げられた有名な酒だから飲んでみたいと思っているだけなのだろう。そうして、猫も杓子も人気銘柄に飛びつき「芋」焼酎ブームが起こると、他のこれまで人気のなかった銘柄もブームに乗って「芋」のくくりの中で取り上げられて行く。
 一過性の人気なのに、売れると思うから増産するお蔵が出てきて、そこに大手商社が甘い言葉をかけて更に量産させる。これまで、地元の芋しか使っていなかったのに、原料が足りないから外国産の芋を使い、一年熟成していたのを半年にし、3ヶ月にし・・・と量を造ることに追われる。
 当然、品質は下がる。従来の焼酎好きは離れていくけれども、新しい消費者が増えているから売れる。売れるから増やすの繰り返しで、ブームが去ったら在庫の山を抱えることになる。これから、こういうお蔵さんが続々と出てくるんじゃないかなー。
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